2014年10月18日土曜日

子どものゲーム好き問題について。

子どもを育てる上で、特に現代社会のなかで、大人たち、親たち、教師たちをとても悩ませているのが、ゲーム問題である。
聞いた話であるが、ポケットモンスターを作っている会社では、「子どもたちが親も勉強も投げ出して夢中になれるゲーム」を目標としているそうである。
そういう社長もスタッフもゲーム大好きで、ゲームで育ってきた人たちであるが、社会というものをよくわかっていて、起業をして立派に仕事をしているのだから、仕事人としては、きちんとしている、と言えるのだろう。

子どもたちには、いかにも目に悪そうな小さな液晶画面を長時間見つめているよりも、学校の宿題や参考書を見ていてほしいし、もっともっと戸外で身体を動かしてほしい、と思う。
そうすることで、人間関係も学べる。
かといって、ゲーム機を与えないと、お友達ができないとか、お友達から仲間はずれにされる、といった問題も起こる。
これは、スナック菓子についても同様のことが言えて、うちの子だけスナック菓子を与えない、という主義を持っていると、子どもが仲間外れにされてしまう無限の可能性を秘めている、というわけである。

ゲームに関して言うと、たくさんの人たちが忠告しているように、時間を決めて行う、という方法が、一番よいようである。
これは、一昔前のテレビと同じ状況かもしれない。
また、こうした際に、子どもの気持ちを思いやるために、テレビであれば、一緒に見てあげる、どんなテレビに夢中になっているのか、見てみる、ということも必要である。

それから、絵本や活字の本がすべて大丈夫かというと、今の時代はそうではないので注意である。
というのは、子ども向けのひらがなで書かれた絵本や童話は、あまり文章が卓越したかたでない執筆者が、趣味で書いていたりして、粗悪なストーリーが多いからである。
子ども向けの本は、大人向けの本が書けるくらいしっかりした人が書いてほしいものだ。
また、絵本の「絵」に関しても、本当によいもの、本物に触れさせてあげたいものだと思う。

子ども向けの、劇団四季のミュージカルに、子どもを連れて行ったある親御さんは、子どもがもう、ゲームやテレビアニメには興味を示さなくなったという。
こうした逆療法みたいなことも必要かもしれない。

話は戻るが、ゲームを親が一緒に行ってみることは、とても面白いことなので、一度試してみるとよいと思う。
私は、物語を自分で創っていくようなロールプレイングゲーム(いわゆるRPG)は、あまり暇がないのでしないのだが、簡単なゲームなら、スマホでときどき遊んでいる。
今とても面白いと思って、ステージ11まで行ったのは、ディズニー公式の「アナと雪の女王」からモチーフをとった、「Free Fall」というものである。
これは、色も音楽もとてもきれいである。
指でさっとなぞって、宝物アイコンを三つ並べるだけであるから、簡単である。

それから、これも三つ並べる、四つ並べる、という点で同様のシステムであるが、インターネットの途中で気分転換に、「ZooKeeper」をしてみることがある。
これは、ネット上でフリーで楽しめるものである。
(ZooKeeperアクティブ、というのを選ぶと遊びやすいようだ)
いずれも今のところ、課金はない。

こうして、実際に遊んでみると、体験でしかわからないものが、わかってくるように思う。
たとえば、「時間を決めて終わる」「今すぐやめなさい」は無効だ、ということである。
ゲームの途中では手も目も離せない。
ステージの節目に来るまでは、手が離せないが、離せるタイミングもある。
ゲーム内容を保存しておくことも大切である。
「そのステージが終わったら、いったん保存して、夕ご飯にしましょう」みたいな言い方だと、子どもにも通じると思う。

☆ゲーム好きで大人になってからIT企業に就職する人もいる。