2014年10月30日木曜日

2014年秋・衆議院解散総選挙の可能性について。

このところ、安定政権と呼ばれた政権が、少し揺れているように思える。
「大揺れに揺れている」とは、いえないほどである。
9月に内閣改造があった。
一昨年の12月に衆議院の選挙があったので、今の政権は2年続いているといえる。
ここへ来て、「年内解散ではないか」「総選挙ではないか」という、ささやきが聞こえてくるような状況である。

解散総選挙をするべきなのか、そうでないのかは、一般市民がどうこう言える問題ではないが、実際のところ、どうなのだろう?

現在の日本の社会状況を見ていると、とても騒がしく、不安感が増大しているように思える。
これ以上、解散総選挙などで、騒がしくなると、社会不安がもっと増えて、困る人がたくさんでるように思う。
また、年末で、「師走」とあるとおり、ただでさえ、あわただしくなる時期である。

また、エボラ出血熱に関しては、予断が許されない。
国内外協力してことにあたる場面である。
国際情勢で言えば、イスラム国や中国、韓国との問題も、続いている。
できるだけ安定政権で続けてほしいところだ。
秋の臨時国会の議題も、これからの日本の国造りにあたって、とても重要な課題である。

一方で、「なんとなく」今の政権が、まったりしてきた、と言えなくもない。
先週には福島県知事の選挙があり、来月には沖縄県知事の選挙もある。
各地方の知事選に遠慮しての、政権の戦略ではないか、と思えるふしもある。
なんとなく、「反原発派」「反戦原理主義派」に対して、少しずつ、少しずつ、有利に傾いてきたように、「見せている」のではないか、と思えるのだ。
これが与党自民党の圧倒的な政治力なのではないか、と思えてくる。

また、別の考えとしては、その与党自民党が、政治に飽きてきた、倦んできたようにも感じられるのだ。
安倍総理大臣は、自分が総理である間にしたかったことを、もうすべてやり遂げてしまったのではないだろうか?
総理大臣の座を退いても、「元総理」というポストがある。

また、これから解散総選挙をしても、野党民主党への支持率は、政権交代をできるほど高くない。
ということは、結果は目に見えていて、次の与党も自民党だ、ということである。

自民党は自民党でも、いったん選挙をすれば、総理大臣も内閣閣僚も、議員も一新できることにはちがいない。
ここは、選挙をしてみたほうがいいのかもしれない。

反原発派も、反戦原理主義派も、一度選挙をしてみれば、充分に活動してみれば、その結果だったら受け入れるのではないだろうか。

一度、選挙をしてみてはどうだろう。
日程としては、11月中旬までに解散して、2年前と同じように、12月に投開票を行い、年内に新内閣成立、ということになるだろうか。

今、国内に溜まっている不満は、政権が長いことが理由のようである。
一度、選挙をしてみてはどうだろうか。

私も、正々堂々と、国民の票決で、いろいろなことが決まっていくなら、一生懸命がんばろうと思う。