先日、10月10日に、ノーベル平和賞の発表があった。
今年2014年の受賞は、パキスタンの少女・マララ・ユフスザイさんと、インドの平和活動家カイラシュ・サティヤルティさんであった。
特にマララさんは、以前から女性と子どもの教育について、勇気を出して声をあげていたので、私たちはとても期待していたので本当によかった、と思った。
何よりもよかったと思ったのは、賞を受賞することで、とてもたくさんの諸経費が受け取ることができて、身の安全を確保できることである。
それから、これからの活動が、費用も活動範囲も、とても広げることができる、ということである。
パキスタンは、イスラム教の国であり、その宗教文化という点から、女の子が教育を受けることがとても困難である。
また、パキスタンに限らず日本でも、女性の教育は、もっとまだこれから、というところである。
それは、社会全体の風潮であったり、長い間の歴史の遺物であったりする、男女の価値観というものが問題であるということだろう。
マララさんにとっては、まだまだ若くこれから困難な人生の道のりが予想されるところであるが、まだ若いということは、それだけたくさんの活動ができる、ということである。
また、マララさんの受賞の言葉のなかに見つけたとても大切な一節であるが、このような内容であった。
すなわち、彼女たちパキスタンの少女たちは、学んで殺害されるか、学ばないで不自由な人生を送るか、どちらかである、私は前者を選んだ、ということである。
それだけの不屈の勇気と決心があれば、きっとたくさんの人たちも応援してくれるから、きっと大丈夫だと思う。
私自身もこれまで、今年に入ってからは特に、女性の教育をテーマにいろいろな文章を書いてきたのだが、やはり世界的にも、現在は、女性と子どもの教育がテーマなのだ、と思うと、身の引き締まる思いがした。
そのために、今、どんなことができるか、いま一度よく、考えてみたいと思った。
マララさん、本当に受賞おめでとうございます。
私たちも、力を合わせて、立ち上がります。