2014年10月12日日曜日

駅のホームの現状について。

駅のホームから転落する人がとても増えているらしい。
それも近年になってからで、特に東京や都心の電車、山手線や京浜東北線、総武線、といった、駅と駅の間隔が狭く、たくさんの人が簡便に利用する駅で多いようだ。
この意味は、たとえば新幹線や長距離の在来線ではあまり起こっていない、ということである。

山手線や京浜東北線の駅では、ホームも駅もすでに、許容量がオーバーしている、と言える状態だと私は思う。
いわゆる、キャパシティ、という点で、電車の定員も、ダイヤも、これ以上は乗客を乗せられない、ということだ。

駅のホームは、身動きができないほどの人であふれかえり、時には立すいの余地もなくなる。
ホームに上がるエレベーターが上に着いても、人が上がる余地がないので、とても危険な状態になっている。
階段はひっきりなしに、ホームから出る人が先、ということで、駅員がアナウンスしている。
そう、ホームにも定員があるのだ。

ホームからの転落防止のために、壁を伴ったホームドアを設置する、という案があるが、どうかと思う。
予算がかかる割に、効果には首を傾げざるを得ないからだ。
すでにキャパシティオーバーしていて立すいの余地もないホームに壁を設置しても、ホームが満員電車のような状態になるだけではないだろうか。

また、ホームにある階段の脇などは、50センチもないのではないか、というほど狭くなっていて、とても危険な箇所がある。
危険な箇所だけ、通路を確保するだけでも効果はあるかもしれない。
ホームの数を増やすとか、ホームを広くして面積をとる、ホームを長くする、といったことも、多少は効果があるかもしれない。
いずれにしても、2020年の東京オリンピックの際の人出を考えると、とても不安な山手線である。

老朽化もはなはだしいので、なんとかならないだろうか。