ラベル 「ずず姉ちゃん」第6週~ の投皿を衚瀺しおいたす。 すべおの投皿を衚瀺
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2016幎7月2日土曜日

NHK連続テレビ小説「ずず姉ちゃん」第10週「垞子、プロポヌズされる」感想。

第11週「垞子、倱業する」
第12週「垞子、花山䌊䜐次ず出䌚う」
第13週「垞子、防空挔習にいそしむ」



朝の連続テレビ小説「ずず姉ちゃん」も、ずうずう7月に入った。
半幎間の連茉ドラマである。
持久走のようなものだ、ず思う。
4月の攟送開始から䞉か月たった、ずいうこずになる。

民攟のテレビドラマでは、䞉か月で「ワンクヌル」ずいうテンポで攟送されおいるこずが倚いから、ここたで毎朝䞉か月芳る、ずいうこずは、本圓に気の長い話である。
それが、もう䞉か月続く。

女性たち、特にご家庭で暮らすご婊人の皆さた、それから高霢のかたがたが、毎日どのような生掻リズムで暮らしおいるのか、朝のあわただしい時間垯に、時蚈代わりになるテレビドラマがどんなものか、だんだんずわかっおきた、ず思う。

NHKの朝の連続テレビ小説は、もうずっず前から続いおきお、もう䜕幎もこのタむムスケゞュヌルで䞀日を送っおいる、ずいう芖聎者もたくさんいる。
私もそのひずりである。

そのテレビドラマが半分たできた、ずいうこずは、それなりに、達成感ずか充実感のあるこずではないだろうか。


倧奜きな「ずずちゃん」は、戊前線ず戊䞭線を終えお、いよいよこれから、戊埌線に入る。

私も、毎週毎週、䞀週間ず぀感想を曞きたかったけれども、政治的な状況や瀟䌚状況のなかで、少しず぀いろいろなこずを進めおきおいお、そのなかで曞けない日もあったけれども、毎日、䞀芖聎者ずしお楜したせおいただいお、ずおも楜しかった。

それで、4週間分の感想を、ここにたずめおみようず思う。

第10週は、女孊校時代から、フレンドリヌなお付き合いをしおきた、星野歊蔵からのプロポヌズず、そしお別れであった。
初恋ず、その恋ぞの別れは、少女時代ぞの別れでもある。

でもその恋も、戊争ずいう瀟䌚状況ず、垞子の家庭環境ず、責任ず、生き方ず、それから、星野のほうの研究や仕事、ずいういろいろな理由で、別れるしかなくなる。

本圓に、ふたりは結婚できる状況ではなかったのだろうか。
いろいろな意味で、切ない話である。

やっぱり、奜きな人ず結婚できるのが、䞀番玠敵なこずだ、ず思う。
垞子にもいろいろな理由があっお、遞択をした、ずいうこずだけれども、本圓は奜きな人ず䞀緒になるのが、䞀番の幞せだったんじゃないかなぁず思う。
そう考えるず残念だ。

でも考えおみるず、星野歊蔵は、倧阪ぞ行っお研究者になる、ずいうこずは、人生の目暙であった、その倢が叶う、ずいう状況だったずいうこずになる。
ご䞡芪もかねおより垌望しおいた、ずいうこずだ。
ずするず、垞子ず歊蔵の結婚によっお、歊蔵の人生の目暙は、達成できる、ずいうこずになる。

垞子のほうはどうだろうか。
垞子は、お父さんが亡くなっおから、䞀家を守る、ずいう䞉本柱の目暙を立おおいる。
効たちを守る、効たちを嫁に出す、家を建おる、ずいう目暙である。
もしも、歊蔵ず結婚しお倧阪に行くずなるず、これらの䞉本柱の目暙は、どれもこれもかなわないたた、挫折、ずいうこずになっおしたう。

結婚する、ずいうこずが、人生の目暙の「挫折の結果」だずするず、こんな倉な話はない、ずいうこずになる。

もしも垞子が、子どものころから、人生の目暙など持たず、目暙に察する努力もあたりせず、教逊を身に着けるくらいの感芚で女孊校ぞ行き、そしお、人生に察しお「ニュヌトラルな」状態でいたのなら、奜きな男性ずの結婚で、倫の人生に寄り添うこずが、自然にできたのではないか、ず思われる。

自分の人生に察しお「ニュヌトラルで」いるこず、これは、アむデンティティの問題かもしれない。
たた、芪やきょうだい、お金ず生掻、䜏む堎所ず仕事、ずいったこずは、環境ず呌べるかもしれない。
アむデンティティの点で、ニュヌトラルであるこず、環境の面でもニュヌトラルであるこず、これが、結婚に関しお、「結婚しやすい」状況かもしれない。

女性は、結婚に関しお、ニュヌトラルでいたほうが、結婚しやすいずいうこずかもしれない。

そう考えおみるず、子どものずきから将来の目暙を持ち、高校で䞀生懞呜勉匷しお、倧孊では専攻を持ち、資栌詊隓にも受かっお専門職に就いた、ずいう方向性で生きおきた女性にずっおは、結婚は、すごく、アむデンティティを「折る」ほどの問題ずなっおしたうのかな、ず思えおきた。

垞子が、奜き、ずいう気持ちだけでは、結婚を玠盎に遞べなかったのは、女性ずしおだけではなく、人間ずしおの生き方、アむデンティティに、しっかりずした芯があったからだ、ず蚀える。
それがいいこずなのか、わるいこずなのか、そこたでは私にはわからない。
でも、結婚に関しおは、きっず、結婚ずいう遞択ずは察立しおしたうほどの、倧きな問題ずなったのだろう、ず思う。


それでも、奜きな人ず䞀緒になるのは、本圓に玠敵なこずなのに、もったいない、ず思った。

次の週からは、戊争ずいう背景のなかで、森田屋さんのこずや、祖母の滝子ずの別れなど、垞子の人生の倉動期が描かれおいたように思えた。

特に、参議院遞挙も近いからか、戊争の描き方には、NHKの思い、脚本家やプロデュヌサヌの思いが、衚れおいたように思う。
近幎の日本では、戊争が昔のこずずは蚀えない状況になっおいたので、䜕かずおも身近に感じさせるずころだった。

そしお、垞子は今床は、倱業しおしたう。
この倱業のいきさ぀ずいうのは、本圓にこういうものだったのか、ず思うけれども、それも、女性の働き方を考えるうえで、ずおも参考になるものだった。

お竜ずの出䌚いは、いささか䞍自然なかんじがする。
それから、ビダホヌルずいうのは、あの圓時は、職業婊人ずしおは流行っおいたのかもしれないけれども、女性の振舞い方ずしお、考えさせられる。
やはり、人前でお酒を飲むずか、お酒をふるたう垭に出る、ずいうのは、控えおおくのが、女性の慎み、ずいうものではないだろうか。

女性だから、ずいう理由で、自由が束瞛されるように感じる人も倚いようだけれども、本圓は、䞖の䞭には、男性が出入りする専門の堎所ず、女性たちが出入りするべき専門の堎所、ずいうのは、分かれおいるものだ、ず思う。

そういう話になるずたたやっかいだけれども、垞子のずった行動は、やはりどこかで軌道を倖れおしたうような、倱業しおも圓たり前、ずも蚀えるような行動だったのではないか、ず私は思う。
私だったら、女性同士で、お酒をふるたう店には出入りはしないんだけど、ず思う。


次に、花山䌊䜐次ずの出䌚いがあった。
これは、芖聎者みんなが楜しみにしおいたものだった。
花山氏ずの゚ピ゜ヌドは、戊埌に続いおいくものなので、これからを楜しみにしおいよう、ず思う。

それにしおも、戊争は、぀らく悲しいものだ、ず思う。
これたでも、朝ドラでは、䜕床も䜕床も、戊争を、いろいろな角床や芖点で描いおきたけれども、私は、滝子さんが、200幎続けおきた青柳商店をあずにするずころや、あるいは、にぎわっおいた深川の情景が消えおいくずころは、ずおも぀らかった。

これから、私たちは、明るい賑やかな未来に向かっお、ひず぀ひず぀たた、積み䞊げおいくんだ、ず本圓に思う。

季節は真倏を迎える。
そしお、「ずず姉ちゃん」の物語も、熱いクラむマックスを迎える、ずいうこずになる。
これから、垞子がどんなふうに、少女時代を乗り越え、戊争を乗り越えお、それらをすべお、自分の力にしお、䌞びおいくのか、本圓に楜しみである。

私も、暑い倏を、垞子ず䞀緒に、悩んだり、笑ったりしながら、倪陜のほうを向いお、向日葵の花のように、䌞びおいきたい、ず思った。





2016幎6月5日日曜日

NHK連続テレビ小説「ずず姉ちゃん」第9週「垞子、初任絊をもらう」感想。

6月にはいった。
もうすぐ、梅雚入りである。
季節の家事や、衣替えがあるのも、日本ならではの文化なのかな、ず思う。
そしお、そこに、「暮らしかた」の雑誌が生たれたこずも、ずおも倧切な日本の文化なのではないか、ず思う。
梅雚たえの、青空が本圓にたぶしくおきもちいい。

「ずず姉ちゃん」は、新卒䞀か月目を迎えおいる。
この時代にはただ、それほど倚くはなかった、オフィスレディ、OLである。
OLの定矩ずいうずいろいろあるかもしれないが、䌚瀟に雇われお、月絊をもらう、ずいうようは雇甚圢態をいうのだろうか。

これたでの、䜏み蟌みで仕出し匁圓を䜜っおいた仕事の働き方ずは、ちょっず勝手がちがうようである。
人数も倚いし、郚眲に分かれおもいる。
人間関係も、暪の関係、瞊の関係、ず耇雑になっおいる。

こうした状況のなかで、垞子は、仕事の取り組み方そのものに悩むこずになる。

私も、新卒時代を本圓に思い出す。
そもそもいったい、䜕のために仕事をするのか、仕事っおなんなのか、根本的に䜕が䜕だかわからなくなっおしたった、私にも垞子のような迷い戞惑いがあった。

ある先茩は、お絊料のために仕事をしおいる。
そうするず、決められたお絊料をもらえればいいわけだから、自分の劎力を最小限にずどめようずするわけである。

ある先茩は、「誇り」のために仕事をしおいる。
自分自身の自尊心にかけお、人から蚀われた仕事はしたくない、自分自身の胜力を瀟䌚に、いや䌚瀟に、瀺したい、ずいうこずである。

垞子の堎合はどうだろう。
垞子は、いろいろ迷っお悩んで、材朚業を営む祖母のずころに盞談に行く。
祖母は「䞖の䞭、男ず女しかいないんだから、うたくやっおいくしかないじゃないか」ず蚀う。
そしお垞子は、「困っおいる人を助けるため」ず、仕事の意矩を芋出しおいく。

こうしお、新卒で悩んだずきに、家に垰っお盞談する人がいるかいないかは、新卒の仕事のその埌に、ずおも倧きな圱響を及がすらしい。

垞子の堎合は、森田屋の皆さた、母、姉効、ボヌむフレンドの星野さん、祖母の滝子や、隈井さんなど、たくさんの人間関係に恵たれおいる。
仕事をする女性を支えるのは、たくさんの人間関係ずいうネットワヌクなのかもしれない、ず思う。

ここで、「女性は雑甚係なのか」ずいうテヌマが出されおきた。
たくさんの女性たちが、ずおも悩んでいる問題ではないか、ず思う。
「女性は雑甚係にさせられる」これは、家庭においおも、䌚瀟においおも、そうした凊遇を感じるのかもしれない。
「雑甹」の反察語には、「メむンの仕事」ずいう意味があるだろう、ず思う。

タむピスト、ずいうメむンの仕事があるにも関わらず、衚に出しおもらえない、他の甚事を蚀い぀けられる、ずいう䜕か虐げられた、目䞋に思われた思いが、どうしおもぬぐえないのでないか、ず思う。
それも、「女性だから」ずいう理由ならば、玍埗ができないずころだろう、ず思う。

私自身は、こうしたテヌマを、「女性だから雑甚係ずしおしか扱われない」ずいうふうには、捉えおこなかった。
私は、女性は持っお生たれた性質がある、ず以前から思っおいお、それをこうしお曞いおきた。
女性の持っお生たれた性質で、特質ずもいうべき性質に、「柔軟性」があるず思う。

最近の脳科孊では、女性はたくさんの情報をいく぀も同時に考えるこずができるそうだ。
たずえば、䜕枚もの曞類をいっぺんに芋お、どれがどれだか刀別を぀けられる、ずいうこずである。
男性には、こうしたこずがむずかしいそうである。

冷蔵庫のバタヌを探せるか、芋぀けられるか、ずいうず、男性の脳では、探すのがむずかしいそうである。
だから、男性は、垞子に「曞類敎理をしおくれ」ず頌むずきに、「男の俺にはできないけれど、女性の君には埗意分野だから、頌むよ」ず蚀っおいるのではないか、ず思う。
これは、掚枬である。
男性は、本圓は、男性に苊手な仕事があっお、女性たちにはそれが埗意だ、ず知っおいるので、頌むのではないか、ず思う。

しかし、仕事の内容が定たらず、個人的な「手䌝い」を頌たれるこずは、確かに私もあった、ず思うず、このドラマが芋事にできおいる、ず思わざるを埗なかった。

芋事に描かれおいる、ずいえば、䞊叞たちである。
タむピストを取りたずめるすぐ䞊の䞊叞は、なんだかもやもやしおいお、垞子の話に察しおも、早乙女の話に察しおも、確固ずした支持を出さない。
指瀺であり、支持である。

しかしこれは、䞻人に聞いた話であるが、わざずなんだそうである。
女子瀟員をずりたずめる、すぐ䞊の䞊叞ずいうのは、女子瀟員の状況をすべお把握しおいお、それでいお、のらりくらりずした態床をずり、誰の肩も持たないようにしおいるのだそうだ。
誰かひずりの肩を持おば、肩を持たれた女子瀟員がいい気になっお、チヌムを乱すこずは必須だそうである。
だから、早乙女に察しおも、垞子に察しおも、どちらが正しいずもなんずも蚀わないのだそうだ。

そしお、その䞊の䞊叞に、きちんず報告しおおくのだそうである。
この、䞊の䞊叞、䜃さんずいったか、この䞊叞は、たずえば倜勀のおじさんず、お茶など飲みながら、女子瀟員たちの様子をきちんず聞いおいお、女子瀟員の間に䜕が起こっおいるか、きちんず把握しおいる。
そしお、「ここぞ」ずいうずきに、出おきお、女子瀟員たちをたずめるのである。

…。私は、䞻人にこうした話を聞くたで、男性瀟員や䞊叞が、どんな考えでこうしお振舞っおいるのか、党然知らなかったし、わからなかったので、本圓に驚いた。
女性のみなさんは、知っおいたした?
でもでも、本圓に、ああいう堎面にちゃんず、「その䞊の䞊叞」っお、珟れるでしょう?
そうですよね。
そしお、仕事の実力で、女子瀟員たちの䞊䞋関係をきれいに敎理敎頓しおくれるんです。
本圓に、瀟䌚、いや䌚瀟の仕組みはよくできおいる、ず思いたす。

ずころで、女性は本圓に、雑甚係なのでしょうか。

私は、䌚瀟の仕事は、スポヌツのチヌムに䟋えられるず思いたす。
サッカヌやバレヌボヌルも今ずおも話題ですが、やはり、チヌムで働くずいうこずは、パスやトスをする圹割の人がいれば、シュヌトやアタックをする圹割の人がいるわけです。

「私は雑甚係にさせられた」ず思っおいる人は、シュヌトをする係にさせおもらえないので、䞍満がたたっおいるのではないか、ず思うのです。
でも、チヌム党䜓の利益を考えるこずが、倧切だず思うのです。

垞子も、䌚瀟ずいう組織の瀟員です。
䌚瀟の仕事が円滑に進んで、商売が繁盛しお儲けがでる、その儲けのなかから、割り圓お分をお絊料ずしおもらっおいるわけです。
だから、タむピストずいう、アタッカヌではない圹割に割り圓おられたのなら、その仕事を䞀生懞呜するのがいいず思いたす。
そしお、他の瀟員の手助けをするなら、その仕事をしお、トスやパスを䞊手にするのがいい、ず思うのです。

私自身は、仕事の取り組み方ずしおも、家庭内の圹割ずしおも、「サブリヌダヌ」であるこずを、すごく真剣に考えお取り組んできたした。
サブリヌダヌは、リヌダヌ本人ではないのですが、垞にリヌダヌの䞋で、瞁の䞋の力持ちをしたす。
それは、時には食事を䜜るこずであったり、健康管理であったり、家事であったり、育児であったり、あるいは、家蚈管理であったりしたす。
そうしお、リヌダヌがアタックをしやすいように、環境を敎えるのが、サブリヌダヌの仕事です。

サブであっおもリヌダヌなので、䞻人が留守をしたずきや、リヌダヌ䞍圚の状況になったずきには、リヌダヌシップもずれる、ずいう力も、持っおいなければならない、ず思いたす。
これは、胜力的にもそうですが、暩限ずしおも、リヌダヌになれる力を持っおいないずならないかもしれないです。

「わたし」ずいう䞀人の女子瀟員を、サブリヌダヌにおいおおけば、リヌダヌずしおの成功はたちがいなし、だから、い぀もどの瀟員もが、「垞子さんに手䌝っおほしい」「垞子さんの䜜った資料ならたちがいない」「このサブも垞子さんに頌みたい」ずなるわけです。

垞子は、どんな仕事もニコニコしおこなし、誰かの圹にたっお、そしお、だからこそ、自分自身の胜力を、最倧に発揮しおいる状況だず思いたす。

女性は、雑甚係ではなくお、サブリヌダヌをするのに向いおいる性質を持っおいる、ず私はそう思いたす。
誰か、力あるリヌダヌのもずで、䞀生懞呜仕事をするこずができたら、本圓に幞せです。
その「力あるリヌダヌ」が、花森安治ずいうこずになるのでしょうか…?
少なくずも、今の垞子が、どんな仕事も責任をもっお匕き受ける、そういう仕事のしかたをしおいるから、芋出されお「䞀緒に線集の仕事をしよう」ずなるのではないか、ず私は思うのです。

アタッカヌばかりが、仕事ではない、ず私は思いたす。
女性も男性も、誰か力匷いリヌダヌのもずで、やりがいのある仕事をしおみたいものだ、ず思いたせんか?
そのずきの、力匷いサブリヌダヌであるこずを、私は目指しおきたした。
今も、そうしおいたす。

そういうわけで、今週は、このブログを考えながら曞いおいるうちに、もう梅雚入りです。
雚の日のレむンブヌツは、もう甚意いたしたしたか?
私は、赀い氎玉のレむンブヌツを、甚意したした。
傘は、その日の気分で、いろいろな圩を、ず思っおいたす。

それでは、たた。
来週の「ずず姉ちゃん」も、楜しみにしおいたす!!!

2016幎5月29日日曜日

NHK連続テレビ小説「ずず姉ちゃん」第7週「垞子、ビゞネスに挑戊する」 第8週「垞子、職業婊人になる」感想。

がくより。
今週は、朝倉聡子の倫である、がく、から、朝倉聡子の、職業婊人の䜓隓談をお話ししたす。
たず、朝倉は、お茶汲みをいやだずは思いたせんでした。
お茶汲みも立掟な仕事である、ず思っお、おいしいお茶、おいしいコヌヒヌを淹れるように努力したした。
その結果、係長や課長から、「朝倉さん、お客さんに、ぜひ、あなたのお茶を淹れおください」ず蚀われるようになりたした。

がくの奥さんは、自分の生蚈を皌げればそれでいい、ずいう考えでした。
倧卒でしたが、えらくなりたいずは党く思いたせんでした。
そしお、北海道の田舎で䞀生、静かに暮らしおいければいい、そしお、お絊料から、本を買ったり、映画を芳たり、ただのテレビがあればそれで幞せ、ずいう生掻蚭蚈を立おおいたした。
それなので、東京に出ようずか、管理職になろうずか、たったく考えおいたせんでした。

安いOLに雇われお、それで幞せでした。

朝は、7時ごろ起きお、ごはんを食べお、時半に出勀したした。
そしお、倕方5時きっかりに垰りたした。

圌女の仕事内容は、決められおいお、長時間怅子に座っおいるだけではなく、カりンタヌでお客様のお盞手もしおいたした。
それなので、座りっぱなしでなくお、足を動かしおお話もできるので、掻動的でいい、ず思っおいたした。

お金を扱うこずもありたしたが、い぀も適切に扱っおいたした。
そうした仕事ぶりを芋お、係長は「朝倉さんは、本圓によくやっおくれる」ず蚀いたした。
仕事の芚えぶりも、「也いた砂が氎を吞い蟌むように芚えおいく」ず耒められたした。
そしお、「朝倉さんに仕事を任せるず、侀、蚀うず、十、わかる」ず蚀っお、仕事仲間から䞀目眮かれる存圚になりたした。

仕事䞊、お昌ごはんをごちそうになるこずもありたした。
課長のずころにきた、高玚お重、これを、課長は「わたしは、奥さんの䜜ったお匁圓を食べなければならないからね。い぀も朝倉さんはよくやっおくれるから、おなかいっぱい食べなさい」ず蚀っお、譲っおくれたした。

服装は、質玠なブラりスに、スカヌト。
お化粧は、孊生時代に、お友達ずお化粧ごっこをしお芚えお、薄化粧で、䞊品にたずめおいきたした。
髪は萜ちおこないように、バレッタで留めおいたした。

アクセサリヌをしおいくず、課長は䞁寧におしえおくれたした。
「あなたは、目がずおも倧きくおきれいです。だから、胞元から䞊には、茝くダむダは目なので、ほかの宝石は芁りたせんよ」ず蚀われたのです。
それなので、朝倉さんはすべおを察しお、その埌は、仕事には、アクセサリヌを぀けないで質玠に行くようにしたした。
これは、今でも続けおいる習慣です。

朝倉さんが、仕事で䜕かミスをした、ずいうず、二回ほど、遅刻をした、ずいうこずです。
がくは、遅刻の理由に぀いお、詳しく聞いおみたした。
するず、こういうこずです。
前の晩、玅茶を飲みすぎたした。
電車で8駅ほどの家で、ある高名な詩人が、文孊の䌚を開いおいたした。
そこには、猫ちゃんがいたした。
玅茶を飲みながら、猫をなでながら、文孊に぀いお、熱く語っおいるうちに、終電になっおしたいたした。
家に垰っおきおからも、文孊の話で頭が熱くなっおいお、眠れなかったのです。
それで、次の朝、起きられなくお、遅刻をしたした。

課長は、「もう少し、そのあたり、自己管理ができるようにしおくださいね」ず、やさしく蚀いたした。


朝倉さんは、隣の垭に座っおいる女子瀟員には、䞁寧に仕事を教えおあげたした。
それは、女子職員マニュアル、ずいうのをワヌプロで䜜っお、印刷しお、たずめお、申し送りをしたのです。
その埌、その課では、この女子職員マニュアルが、定番ずなっお、䜕十幎も䜿われおいたす。

朝倉さんは、手芞が埗意です。
職堎で倧事に䜿っおいるワヌプロの、ワヌプロカバヌを、手瞫いで䜜りたした。
垆垃で、瞫いたした。
それを、倜勀のおじさんが、タバコの焌け焊げを぀けおしたいたした。
倜勀のおじさんは、朝倉さんにすごく謝りたした。
朝倉さんは、アップリケを瞫い付けお、「倧䞈倫です。かわいくなりたした」
ず蚀いたした。
おじさんは、朝倉さんの優しさず思いやりに、ずおも感謝したした。

ある日、朝倉さんは、昌䌑みに、ハガキを曞いおいたした。
お菓子の募集で、ハガキを送っお応募するず、グアム旅行が圓たる、ずいうものです。
面癜がった係長が「がくも送っおみたいから、ハガキくれる?」ず蚀いたした。
朝倉さんは、快くハガキをあげお、䜏所も教えおあげたした。

そしお、数日たったある日、係長が拝みながら「朝倉さん、ほんず、ごめんね」ず蚀いたした。
朝倉さんは、「どうしたのかしら?」ず思いたした。
「圓たっちゃった」
そういうわけで、係長は、䞀週間のお䌑みをずっお、家族党員で、グアムに旅行しおきたした。
朝倉さんは、こうしお、職堎で、皆さんに、幞せを分け䞎えおいたした。
がくは、こういう姿こそ、「女性は倪陜である」ずいうこずだず、思いたす。

がくは、先週ず今週の「ずず姉ちゃん」を䞀緒に芳おいお、圌女が、「本圓に女性の仕事を取り巻く環境っお、こういうものかしら?」ず、疑問に思っおいるのを感じたした。
圌女にずっおは、瀟䌚は、あたたかく守られおいる堎所です。
ドラマ「ずず姉ちゃん」でも、もっずいろいろな女性を描いおもいいのではないか、ず思いたす。

おわり。



2016幎5月22日日曜日

NHK連続テレビ小説「ずず姉ちゃん」第週「垞子、竹蔵の思いを知る」感想。

5月の青空のもず、戞倖に飛び出すのもうれしいし、家でテレビを芋るのもたたうれしい。
「ずず姉ちゃん」も、ヒロむン垞子が、さたざたな䜓隓をしお、5月の青空のもず、䌞びおいくのが、ずおもうれしい。

この週は、亡くなった父・竹蔵の思いを知る、ずいう題名であるが、その竹蔵の思いずは、君子ず祖母・滝子ずの、確執を解きたい、ずいう思いであった、ずいうストヌリヌである。
父・竹蔵は、母・君子ず結婚するずきに、祖母・滝子の反察を抌し切っおしたった。
しかし、君子ず嚘たちずの生掻を、月に䞀床は手玙に曞いお、滝子に送っおいた、ずいう話が、明るいずころに出るわけである。

そうした、竹蔵の思い、そしお、垞子たち䞉人姉効の思いが実っお、滝子ず君子が、和解する。

母ず嚘の葛藀、ずいうのは、そんなに叀いテヌマではない、ず私は思う。

むしろ、最近になっおから、あちこちで取りざたされおいるテヌマであるように思う。
ずっず以前の名䜜文孊を読んでみおも、母ず嚘ずいうのは、たずえば、矩理の関係にある母嚘がずおもむずかしい、ずいうテヌマはあっおも、実の母嚘は、共闘仲間のように、芪しく仲睊たじかったように思う。

特に女流文孊などで、実の母嚘の関係が、それも、ずおも「仲悪く」描かれお、問題芖されるようになったのは、近幎であるように思われる。

そうした意味で、この週の「ずず姉ちゃん」の、母嚘和解に関しお、ずおも興味深く芳おいた芖聎者が、ずおも倚かったのではないか、ず思う。

私も、どんなふうにこの母ず嚘が和解するのか、ず面癜く思っお芳おいた。

結局のずころ、環境、人間関係、ずいうものが、母嚘ふたりを、和解に導いたように思う。
今は亡き、父芪の思い。
孫嚘たちの思い。
近所の人たちの思い。

そうしたものにあたたかく包たれお、母ず嚘は、「産んでくれおありがずう」ずいう、地点で、和解に達する。

私は、やはり芪子ずいうものは、そうした原点に返るのが、䞀番のこずであるず思った。

近代になっおから、特に明治時代から珟代にかけおは、女性に関する人暩の解攟ず、それから、生き方の思想が、倧きく倉化しおいる時期である。
生き方の思想、時代のありかた、䞖間のありかた、瀟䌚のありかたである。

それも、非垞に速い勢いで、女性の解攟が、進んでいる。

母芪の時代に、「女性はこうするこずが幞せ」ず思われおいた思想が、嚘の時代には、別の圢に幞せが眮かれおいる。

近代になるたでは、子は芪の「持ち物」であった。
これは、たずえば別のドラマになるが、NHK倧河ドラマ「真田侾」などで、嚘が政略結婚に䜿われ、それがずおも重芁な圹割を果たしおいたこずからも、うかがわれる。
嚘は、芪の持ち物であった。

しかし、近代、それも、ここ数十幎になっおから、子どもには子どもの人暩がある、ず「ある日、突然に」蚀われ始めたのである。
特に結婚に関しおも、芪が子どもの結婚を、口出しするのではなく、決定するこずが、圓たり前であった。
芪が子どもの人生を管理しおいくこずは圓たり前であったし、それが子どもにずっおも幞せであるず、芪も信じおいた。

近代になっお、海倖から人暩や、個人䞻矩の思想がはいっおきお、女性たちの思想は倉わっおいった。
そうしたずきに、母ず嚘の葛藀が、生じおしたったのだ、ず私は思う。

母は母で、母の時代の思想で、嚘の幞せを思っおいるのである。
しかし、嚘は嚘で、嚘の時代の思想で、自分の幞せのために、粟いっぱい、生きおいるのである。

ドラマのなかでも、滝子は滝子の時代にそっお、君子の結婚を決めおいる。
しかし、君子は新しい時代の思想にそっお、自分で遞んだ盞手ず恋愛結婚をしようずしおいる。
ここで、滝子ず君子の察立は、昔の時代ず、新しい時代ずの察立である。
あるひず぀の思想ず、別の新しい思想ずの察立が、母ず嚘のうえにあらわれおいる状況である。

こうしお、時代ず思想の倉化の激しいずきには、女性は、母に「すべお」を求めるのではなくお、ただ、母芪ずしお、産んで育おおくれおありがずう、ずいう䞀点で、母芪を愛し認められるのではないか、ず私は思う。
芪ずいうのは、産みの芪であり、育おの芪であり、看護垫であり、教垫でもある。
しかし、時代の倉化の激しいずきに、芪にすべおを求めるのは、芪のほうずしおも、負担が重い、ずいうものである。
女性は、もっず幞せになろうずするずきに、家庭の倖に、教垫を求めるのがいい、ず私は思う。

たずえば、海倖の著䜜に孊ぶこずもある。
あるいはたずえば、孊校の教垫に孊ぶこずもある。
仕事を持おば、仕事の䞊叞、先茩に孊ぶこずもある。

それを、人生のすべおにおいお、母芪に求めるのは、期埅のしすぎかもしれない、ず私は思うのである。

ドラマを芳おいおも、滝子の時代、君子の時代、そしお、垞子の時代、ず女性の生き方は、どんどん倉化しおいく。
倧きく倉化しおいく。
祖母の時代、母の時代、嚘の時代、ず䜕代もかけお、女性たちは、みんなで「女性の生き方」「女性の幞せ」「女性の解攟」を、少しず぀、粘り匷く、続けおきおいるのである。

私たち平成の時代の女性たちは、平安時代から、戊囜時代、江戞時代、ずあたり倉化のない女性の生き方を匷いられおきた状況から、明治時代、倧正、昭和、ず駆け抜けるように、倧きく扉を開くように、女性の人暩を獲埗しおいるのだ、ず私は思う。

祖母よりももっず解攟された母。
母よりも、もっず解攟された嚘。
嚘よりも、もっずもっず幞せになるその孫嚘。

女性たちは絆を結んで代々続けお、女性の生き方をもっず幞せにしおいく。

そうしたずきに、母芪を恚んだり憎んだりするこずは、よくない、ず私は思う。
「君がため」ず名付けおくれた、お母さんに、感謝の気持ちを持っお、そしお、そのお母さんのためにも、もっずもっず幞せな嚘になっお、女性の幞せを、みんなで぀かんでいこう。

そういう思いをより匷くさせおくれた、この週の「ずず姉ちゃん」だった。
これからも、楜しみに芳おいきたい、ず思う。



君がため春の野に出でお若菜摘む わが衣手に雪は降り぀぀
君がため惜しからざりし呜さぞ 長くもがなず思ひけるかな
倩぀颚雲の通ひ路吹きずぢよ 乙女の姿しばしずどめむ
ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに氎くくるずは
䞖の䞭は垞にもがもな枚挕ぐ 海人の小舟の綱手かなしも