リーダー論・その4・人材の育成 2011年6月7日


リーダー論・その4・人材の育成



リーダーの大事な仕事のひとつが人材育成である。これを考えたい。



リーダーが部下に仕事を教え、

自身の分身となって、ときにはとっさの判断もできるくらいに、

力をつけさせ、集団の仕組みを教え、権限も与える。

そのときに、「せっかく育成した人材である部下が、

集団を出て独立してしまう」という重要な問題がある。



リーダーは何よりもまず、次のリーダーにもなれる人材を、

実践で育てなければならないが、

その人材が、「わたしのもと」を離れていってしまう。

優秀であればあるほど、そうなる。



それくらいの独立心や判断力を持った人間でないと、

本当に才能がある人材とも言えないだろう。

リーダーの悩みは深刻である。



リーダーは、集団をひとつの学校と捉えて、

積極的に、誠意をこめて、人材を育てるべきだ。

学校であるからには、卒業もある。



リーダーの教育方針として、

「立派な人材に育ったら、卒業してもいい」

「わが集団を最高の人材を輩出する集団としたい」

という意欲をもって、人材を育てるとよい。



独立した部下たちは、いわば「親類」となって、

集団をもうひとまわり大きなコミュニティにしてくれるだろう。

また、「将来独立できるだけの力をつけてあげる」という気持ちで育成をしたときに、

人々は「ここまでしてくれるリーダーのところに残りたい」とも思うものである。



人間は、独立心こそが才能の出所であることを、忘れてはいけない。