サブリーダー論・その3。
女性が男性にしてほしいことは、たくさんある。
子育てを手伝ってほしいときもあるし、
保険に入るときに相談に乗ってほしいときもある。
一般的に人は、自分が悩んでいることに関して相談にのってほしいし、
手伝ってほしいとも思う。
夫婦の間に子どもが生まれたときに、
女性は母親となり、子どもに食事や生活の補助を与えたりする。
そのとき、母親は、「子育て」に関わっているから、
「子育て」の悩みがある。
「子育て」が忙しい。
だから、男性に、「子育て」に関して、
相談にのってほしい、手伝ってほしいと思う。
一方で、男性(夫)は、
子どもを育てるために、資金が必要だと考える。
妻と子どもを養い育てるために、
外へ出て働いて、資金を得てくる。
得た資金で、妻の食事はもちろん、子どもの食事、
子どもの衣服、住居、教育、生活全般をまかなっていく。
子どもひとりを育てるのに、
「家にいて直接子どもを抱きかかえる」役目と、
「外に出て、育児資金を得てくる」役目がきちんと存在する。
私の母は、「お父さんに感謝しなさい」と言った。
「お父さんのおかげで、きょうの御飯も食べられる。
学校にも行ける」
本当に驚いてしまうことだけれど、
「お父さんが外に出て稼いでくる」という認識を持っている母親が、
ものすごく少ない。
そして、「育児の相談にのってくれない」
「育児を手伝ってくれない」と文句を言っている。
私の家では、父親がリーダーで、母親がサブリーダーである。
リーダーはリーダーの仕事を果たし、
サブリーダーはサブリーダーの仕事を果たす。
役割分担というのが、確かに存在しているのだ。
ふたりが、それぞれに責任を持って仕事をやりとげるから、
「家庭」というチームが成功する。
「役割分担」という、大きな価値を、思う。