少子化について・その3・婚活について。
子どもを産む前に、まず結婚である。婚活について考えたい。
女性の人生は、少女から大人になり、
仕事をし社会人となり、
次に結婚があり、妊娠があり、出産がある。
真面目に人生を考えている女性なら、
「まず結婚。
次に妊娠。
そして出産、育児」
という順番をはずすことはない。
なので、人生を次に進めようとすると、
「まず結婚」となる。
そして、ブームの「人生ゲーム」を一駒進めようとするように、
「結婚」にがんばりを入れる。
結婚だけは、「がんばり」でも「努力」でもないことを、
進言したい。
努力の結果、できるだけの高みを目指してきたのが、
ここまでの道だった。
できるだけいい男性と、いい結婚をしたい。
それで、あまりにも短絡的であるが、
男性のプロフィールを、書きださせて、
並ばせて、順番をつけてしまった。
「それならば、女性もスリーサイズを公開して、
順位付けしてもらったらどうか?」
収入や職業は、男性の男性たる価値を決定づける、
重要な視点である。
しかし、それをランク付けして、「異性」を選ぶのは、
女性が顔を見せてスリーサイズを明記して、
浜辺に並ぶのと同じことである。
これが人権侵害であることに気がつかなければならない。
男性の価値は、「今現在の」状況ではない。
人間の価値は、「今現在の」状況ではない。
結婚は、ふたりで歩み、互いに助け合って支え合って、
向上するものである。
妻の働きと支援で、夫は良くもなるし逆にもなる。
男性のがわも、女性に対して、
「一生の支援」を望んでいることを忘れてはならない。
また、女性がそうであるように、
男性も、結婚や、生涯の伴侶に対して、
愛も、夢も、ロマンも、運命も、燃える情熱も、
望んでいることを忘れてはいけない。
一生の覚悟を決める「プロポーズ」は、
男性にとって、重要な人生上の儀式である。
この権利を、女性の側が奪ってはいないだろうか。
「この人と付き合いたい」と告白する、ラブレター、交際の申し込み。
このときに振り絞る勇気こそが、「恋情」というものである。
女性たちは、男性からこの「恋情」につながる勇気を奪ってはいないか。
告白のとき、プロポーズのときの、勇気と決断と覚悟こそが、
男の「恋情」というものである。
恋情のない結婚は、エンジンのない車のようなものである。
特記すべきは、
男性にとって、女性からの「告白」「プロポーズ」は、
すなわち「私と夜明けのコーヒーを飲みましょう」と言われたのとイコールである。
そんな、迷惑メールの文面のようなことを、してはいけない。
だから、生涯の妻とはみなされないのだ。
はしたない女なのである。
最高の結婚に、アクセルを踏み込むためにも、
くれぐれも婚活だけは、やめようと、男性の心からの叫びである。