サブリーダー論・その2.「優しさ」 2011年5月22日


サブリーダー論・その2.「優しさ」



男性に向かって「優しい人ね」というのは、

決してほめ言葉ではない。



けれども、女性は、「優しいね」を連発してしまう。

女性にしてみると、「優しい男性」は「男らしい男性」で、

最高の賛辞なのだ。



男性にしてみると、頭がいいとか、背が高い、仕事ができる、

体力がある、力強い、ということが、ほめ言葉になる。

「優しさ」は「ひ弱さ」に通じるところがあるらしい。



少女たちも、理想の男性像のなかに、

「優しさ」を思い描く。

あるいは、母親たちも、自分の息子が、

「思いやりのある心の優しい男の子に育ってほしい」

と願う。



女性たちの求める「優しさ」とは、「思いやり」と「配慮」だと思う。

熱があるときに「休んだほうがいいよ」と言ってくれること。

仕事をしたあとに、飲み物を持ってきてくれること。



…実はこれらは、女性が女性同士でしていることなのである。

女性は、男性に対して「優しさ」を求めるときに、

「女性的な配慮」を求めているのである。



男性には男性の特質があり、

雨の中、ずぶ濡れになって、サッカーボールを追いかけて走る。

ゴールに向かって、争いあい、ぶつかり合いながら、

ひとつの目標を追い求めて身体ごと突進する。



男性が「ほめてほしい」と思うのは、

女性的な「優しさ」ではなく、

サッカーボールを追い求める「強さ」「たくましさ」なのではないか。



女性が、男性に、「女性的な配慮」を求めて得られずに、地団駄を踏むのは、

もしかすると、ないものねだりかもしれない。



ただ女性は、自分自身が、思いやりと配慮のある態度で、

サブリーダーとしての役割をまっとうすればいいだけなのかもしれない。