2014年9月21日日曜日

子どもたちの「いじめ問題」を考える。

今、教育の現場では、「いじめ問題」が、とても大きな課題となっている。
私はNHKのテレビ番組をよく視聴するが、教育テレビ・Eテレでも、子どもたちが自分で、あるいは学校で、地域の子ども会で観るために、いじめ問題をとりあげたテレビ番組が作られて放送されている。
そこでは、子どもたちが集まって話し合いを開いていて、「つい軽い気持ちで」
「メールで」と、体験談を発言しあっている。
特に、メールやインターネットでの匿名性は、いじめをエスカレートさせるようである。
いじめは、昔からあったと言われている。
子どものケンカであるから、放っておけばいずれなくなる、と考える人もいる。
しかし一方で、いじめは、大人社会の反映である、という考えもある。
子どもたちは、その真っ白な心に、大人の言動や態度を見て刷り込んで、そのまま真似をしているのではないか、という説である。

また、成績はよいのに、陰でいじめをする子どもの、「心の闇」も、とても大きな問題である。
こうした子どもは、家庭や性格に、問題を抱えていると思われる。
こうした子どもたちに対しては、親や教師がチームで、あるいは一対一で、しっかりと心の問題に取り組むことが、必要である。

また、からかい、冷やかしは、野次にも通じる。
やはり、大人社会の鏡となっているのが子どもたちの社会であるとは言えないだろうか。
大人は大人として、公開の場で、問題解決をすることができる。
しかし、子どもたちにとっては、もっと深刻な問題であるはずだ。
いじめられる子どもの心が深く傷つくことはともかくとして、いじめる子どもの心の問題、子ども社会の問題は、大人がもっともっと、専門家やたくさんのケアワーカーの力をもって、しっかりと取り組む必要があると思われる。