2014年9月20日土曜日

スコットランド独立・住民投票について。

先日18日、英国スコットランドで、独立の是非を問いかけた住民投票が行われた。
結果は否決、反対多数で独立はなしとなった。
イギリスは興味深い国で、スコットランドとアイルランドが、それぞれに民族を異にしている。
そして、独立を主張している。
以前には、王族があって、それぞれに独立した国であったようだ。
その国のそれぞれに、王様や女王様、お姫様や王子様がいたのだ、と思うと、シンデレラや白雪姫の物語もリアリティをもって感じられる。
このスコットランドは、日本では、北海道と同じくらいの地理的条件なのだそうだ。
面積や緯度や暮らしなども、北海道ととても似ている。
それで、私も、北海道もスコットランドのように独立ができるかどうか、考えてみた。
北海道民の感受性としては、「やっぱり無理なんじゃないかしら?」というところである。
経済的に、税収というか、そのあたりで成立できないんじゃないかと思う。
スコットランドは北に油田やガス田があって、経済的に豊かに成り立つそうであるが、北海道は農業が中心である。
やはり本州とのつながりや経済的相互関係がなければ、成立できないんじゃないかしら、と思う。
このところは、北海道新幹線や第二青函トンネルの話題もとてもうれしいものだ。

気になるのは、函館から札幌までの予定路線区間で、これが、小樽まわりの函館本線となっている。
実際には、函館から札幌までの区間というと、千歳線、というのがあって、こちらのほうが営業キロ数としては多いのだが、平地を通るのと、千歳空港を通るのとで、現在では特急などの本数も、小樽まわりの函館本線と比べると、格段に多い。
というか、小樽まわりの函館本線は、現実的には、札幌への陸路としては、ほぼ全然使用されていないという状況である。

第二青函トンネルと千歳空港の関係でいえば、北海道にいたときに、エアカーゴ計画というのを聞いていた。
日本の航空貨物輸送の基地空港として、千歳空港を設置して、貨物輸送航空機をたくさん発着させる。
そして、その貨物を、陸路・鉄道・青函トンネルを通して、本州へ運ぶ、という計画である。
そのために作った青函トンネルである、と聞いていたからずいぶん前の計画であるが、どうなのだろうか?

こうして、青函トンネルと千歳空港、エアカーゴ計画が実現したら、この貨物輸送を貿易とするのだろうか、そうすると、北海道の独立王国も、可能となりそうだ。
面白い計画である。