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ドラクロワ「聖母子像」。


美術館には、よく足を運ぶ。
このごろの近代では、印刷技術がとても発達してきて、
きれいに印刷された絵でも、絵画を楽しむことは、できるのだが、
どうしても、画家が描いた「本物」でしか、
体験できない印象というのがある。
これは、本当に不思議なことだ。

文筆をしている人にとっては、活字は、活字のままである。
印刷されても、「言葉」の持つエネルギーが、
変化したり、伝わらなくなったりは、しないものである。
時には、翻訳されても、ストーリーの意味は伝わるし、
そこに描かれた人物や人生や、ものの考え方も、
伝わるものである。

しかし、絵画、ときには、音楽も、
その場に居合わせないと味わえない芸術体験というのが、あるものだ。

私は、イタリア、ローマ、フィレンツェの、ルネッサンスの時期の絵画が、
けっこう好きである。
不思議なもので、一時期はモダンアートやシュールレアリズムに傾倒した時期もあったのだが、やはり、ルネッサンスに心が戻ってしまう。
たとえば、ボッティチェリの春であるとか、ヴィーナス誕生とか、である。
また、レオナルド・ダ・ヴィンチの人気も、今も昔も、あきるということがない。
そこには、中世という暗黒の時代から抜け出そうとする、人間の、人間らしい息吹が感じられるのである。

キリスト教文化圏においては、その思想や精神世界が、絵画のモチーフとして描かれることが多いように思う。
静物画や人物画もいつの時代も興味深いけれども、
私はこの、宗教芸術というのが、好きである。
というのは、それがキリスト教であれ、ギリシャ神話であれ、
一度、活字で読んだ物語や概念が、絵画として表現されていて、
それぞれの芸術家が同じモチーフで、さまざまな描き方をするからである。
「さまざまな描き方」というのは、表現や解釈の問題でもあるし、
その芸術家が持っている才能や努力の表れでもある。

たとえば、先日は、オリンピックのフィギュアスケートで、
「オペラ座の怪人」や「ロミオとジュリエット」が演じられた。
これは、ずっと以前から使われてきたモチーフで、
それを、この選手本人が、どのように解釈して演じるか、
そこは、「だれだれさんのロミオ」「だれだれさんのジュリエット」となるところである。
私の好きな大文豪の作品も、何度も映画化されている。
そうすると、「だれだれさんのナターシャ」「だれだれさんのコゼット」というように、表現がさまざまに開花して、監督や俳優の、個性と才能を、味わうことができる。

絵画でいうと、中国では敦煌の仏教芸術も、宗教絵画のひとつである。
日本ではシルクロードをテーマに、日本画を極めた芸術家もいる。
古来から、仏教画は、わかりやすく宗教の概念を教えるために描かれたものであるが、それよりも私は、やはり、目に見えない宗教の世界は、画家にとって、とても魅力的なテーマであったのだろう、と思う。

私が、好んで観ているのは、キリスト教圏の、「聖母子像」である。
これは、幼子キリストと、その母マリアを描いたもので、
母が幼い子どもを抱き上げたポーズが、ほぼお決まりとなっている。
この、「母」をどのように描くか、ここに、芸術家の才能の極致があると、
私は思う。

私が実際に観て、感じて、「これは本当にすばらしい」と、
しばらく絵の前から動けなくなったのは、
ドラクロワの聖母子像である。
地方であろうか、麦畑の収穫の背景に、
素朴な姿の母と、ふくよかな幼子が描かれている。
その母子像の、輝くような徳というのは、どのように言い表せばよいのだろう。

この美術展では、ほかの絵画も何枚も展示されていたのだが、
ドラクロワだけ、光り輝いて、観覧者の足を、止めていた。
あの、絵画が持つ力は、なんなのだろう?

帰りの雪道を、感動を身にまとったまま、サクサクと歩き続けると、
歩道の背後から、なにか高ぶったような少年たちの話し声がした。
「やっぱり、表現力かな?」
「そうだよ、表現力だよ」
近くの美大の学生たちである。
「そうかな」
私は心の中で思う。
「それはやっぱり、ドラクロワという人の、魂や生き様なんじゃないかな」

そんな声も問いかけも、しないままできないままで、
私のドラクロワ、私の大事な母子像は、胸の中で光り続ける。

それにしても、聖母子像は、言ってみればシングルマザーである。
今でも、マリア伝説を信じている人もいるというし、
クリスチャンの前ではこの話は、してはいけないことになっているようだ。
それでも、「母」への思い、マリアへの思いは、
いつの時代にも、変わらないように思える。
マリアと幼子、聖母子像は、私たち人間にとって、
永遠の期待である。




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雅子さまと紀子さま。

昭和天皇のご記録が出来上がり、国民にも公表された。
「謎の遊び・クロックノール」というのも、何かとてもユーモラスで楽しい。
昭和天皇というかたは、とても身近な雰囲気をお持ちのかたであったように思う。
そして今は、平成26年である。
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「平成」の元号が発表されたときに、どこでどんなふうに、そのニュースを聞いたか、覚えていますか?
時代が大きく変わっていく不思議な気持ちがしたものでした。
それは、歴史の中に生きている、という実感のようなものだったと思う。

ところで、平成天皇のお次の天皇陛下は、いったい誰なのかしら?とこれも、私はケロッとして口にしてしまうのだが、実は国民の誰もが、いや女性たちなら誰もが、陰に隠れなくても、表だって、井戸端会議というやつで、話し合っているもっかの話題である。
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すごく威張っている人はすごくえらいのだと思うけれど、あまり威張らないで、お仕事も民間の人とにこやかに握手をする内容なので、やさしい人なのだと思う。
それでも、この世の中には、「お姫様」とか「王様」「王子様」というかたがたが存在するのだ、と思うと、なんだかその存在と、その人々を尊敬することが、心のなかでとてもうれしい、誇らしい気持ちになる。
王族、という存在は、ワールドワイドな世界状況になって、ますますいろいろな価値を持ってくるものだと思う。
フランス人だって、フランス革命以来、王様を探している、という話ではないか。

私たち女性国民とすると、皇太子殿下というか、次の天皇陛下が誰になるか、という問題は、日本国民を代表する女性トップは誰なのか、という問題になる。
これは女性一般論であると思うし、私も女性の友達とあれこれお茶飲み話をした結論であるが、やはり、美智子妃殿下、皇后陛下は、とても立派でおやさしくて、すばらしいかたであると思う。
そうして、女性週刊誌でも書かれている通り、話題として、「雅子さんと紀子さんと、あなたはどちら派?どちらが好き?」という話になる。
これは、本当にお茶飲みの話題だから、誰もがしていることとして…

NHK「花子とアン」主題歌「にじいろ」感想。

表現と日本語の間。
夏休みも終盤となった。
学生の皆さまには、夏休みの宿題がまっさかり、というところである。
受験生や浪人生の皆さまには、「夏が受験の天王山」ということで、充実した学力づくりに取り組めたのではないか、と思う。
私は、自分自身が、こうして文章を書くことでさまざまな活動をしているので、教育問題は、とても大切なことだと常々思っている。
いろいろと考えたが、やはり私は、自分が文章を書くから、という理由だけではなしに、やはり日本語、語学力、ネイティブな母国語の語学力が一番大切だ、ということが、学力と教育に一番に訴えたいことである。
私は、何よりも「正確な日本語」の習得が、一番大切なことである、と考えている。
正確な日本語は、5W1Hのかなった日本語であるが、これは、事実を正確に伝えるメディアやニュース番組などの、文章が一番であるように思う。

ここで、正確な日本語と、文学的表現について、具体例を示してよく考えてみたい。
NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」は、クランクアップを迎えたようであるが、放送はまだまだ続いている。
みなが毎朝、目にして耳にする、テーマソングの歌詞を例にとってみると、正確な日本語と、文学的表現のちがいがわかりやすいので、書き分けてみたいと思う。

♪ これから始まるあなたの物語
これは、「これから始まる○○の物語」となることが、正確な日本語である。
たとえば、「これから始まるウサギの物語」
「これから始まるミッキーマウスの物語」
などというように、○○には、名詞が入るべきである。
「だれの」あるいは「どんな」物語なのか、という修飾語になるはずだ。
しかし「あなたの」は、二人称である。
名詞にすれば、正確な日本語表現であるが、ここで二人称にしたのは、「ひとひねりした」日本語の修飾となる。
このあたりで、文学的表現となるが、これは、「伝える」日本語としては、とてもわかりずらい。

♪ ずっと長く道は続くよ
一行目に、「これからあなたの物語が始まりますよ」と呼びかけているにも関わらず、今度は、「道」が主語になっている。
これは、考えようによっては、一行目に「あなた」に呼びかけたので、「これから始まる道は長いですよ」と道について説明したようになっている。
しかし、一行目では道は出てこないので、「物語イコール道」と考えたほうがよいだろう。

♪ 虹色…

フィギュアスケート関連。

中国杯 男子ショートプログラム ライブストリーミング →
https://www.youtube.com/watch?v=rp3VLU5JMIw


ボーヤン・ジン フィンランディア杯 SP →
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ボーヤン・ジン フィンランディア杯 FS →
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歌いまくるゆづ →
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中国杯 女子ショートプログラム 18:10 ~ 19:36
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本田真凛選手 18:50ごろ
三原舞依選手 19:17ごろ
樋口新葉選手 19:23ごろ


中国杯 男子ショートプログラム 20:05 ~ 21:38
ボーヤン・ジン選手 21:18ごろ
田中刑事選手    20:59ごろ
ワンツーフィニッシュ
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