2014年3月19日水曜日

マレーシア機のハイジャックについて。

マレーシア機が、行方不明になって、もう10日もたつ。
3月8日の日本時間の未明にクアラルンプールを出立し、その後2時間ほどで連絡を絶った。
到着するべき北京に、時間になっても到着していない、ということで、初めて騒ぎになった状況で、いったい何がどうなったのか、と思う。
私たちは当初、墜落、という最悪の事態を想像して、何かとても不安な気持ちになったが、その「墜落」の証拠さえ、出てこない状態である。
もしも、海の真っただ中に落ちてしまったのなら、確かに、機体の一部も、漂流物も、何も見つからない、ということかもしれない。

しかし、もしもハイジャックだとして、まだ、乗員乗客も安全だとすると、これは、まだ、ハイジャックとの交渉が続いている、ということになる。
そして、ハイジャックされた飛行機は、あちらこちら、と空港をさまよいながら、燃料を補給しては、飛んでいる、ということになるだろうか。

このハイジャック犯と、交渉をまとめて、なんとか無事に着陸してもらうには、どうしたらいいのだろうか。

それにしても、不明なのは、中国当局の態度である。
乗客のなかに、中国国籍の人たちが、100名はいる、という情報であった。
それなのに、中国としては、なんの声明も出していない、というのは、どういうことなのだろう?
捜索に対する態度も、積極的ではないように感じられる。
また、中国国民の態度も不明である。
もしも、家族がこの航空機に乗っているとしたら、国民としても黙っていないはずではないだろうか。
また、中国のツイッターでも、大騒ぎになっていて当然であるが、それがないのも、不自然である。


すでに、中国の国内にどこかで着陸しているのではないだろうか。
あるいは、中国のどこかに、墜落しているのではないだろうか。
そして、中国当局がそれを隠しているのではないか、とも思われてくる。

中国は、国内の治安に関して、このところ、連続しているテロに、とても警戒している。
中国の治安に関しては、近隣諸国から手をさしのべてもいいですよ、ということで、事故の内容や、乗客の安否は、確認させてもらえないだろうか。
それとも、日本とは、外交上のやりとりがあるから、情報を明らかにできない、ということだろうか。
どちらにしても、共産主義国家の、悲しい現実を突きつけられる状況である。
人命第一と考えて、極秘でも構わないから、他国に助力を要請してほしい、と願うものである。