NHK「マッサン」成功への道筋。大事な課題。

マッサン、成功への道筋。大事な課題。
NHKの朝ドラ「マッサン」を見ていて、これから描かれる場面で、とても注目している箇所がある。
それは、どのようにして、マッサンが、成功への第一歩を踏み出したのか、ということである。
夢はあるけれど、叶わない、実現できない、という人はおおぜいいる。
夢を優先させるために、好きなことをして生きていきたいがために、いわゆる「貧乏暮し」を余儀なくされる人も多いだろう。
しかし、そういった人たちは、ある意味で「その他おおぜい」である。
政春は、「その他おおぜい」から、一歩抜きんでるための、何か、をしたはずである。
あるいは、「その他おおぜい」では、おさまらなかった、何らかの特別な性格を、生まれつき持っていたのかもしれない。

「貧乏暮し」を楽しむことや、そうした生活を描ける人はたくさんいるかもしれないが、果たして今回のドラマでは、サクセスする人だけが持っている「何か」が、描けるのだろうか?

たとえば、これから、鴨居商店に頭を下げて、一緒にウイスキーを造らせてください、と言わなければならない場面である。
しかし、鴨居氏の、「やり方」というものが、政春には不満のことこの上ない。
商売のために、売れればいいのか、という疑問である。

作家や芸術家も、「売れればいいのか?」という疑問に突き当たることがある。
そして、自分の納得するもの、純粋な理想のものだけを作りたい、と思うこともある。
しかし、商売というのは、お客さんあってのもの、買ってくれる人あってのもの、という鴨居氏の理論も、大いにうなづけるところがある。

スコットランドでは当たり前の、「本物の」ウイスキーは、日本人の口には合わないのではないか、と鴨居氏は思う。
そして、まずは、日本人に向けて、初歩の初歩から、飲み口に柔らかい、炭酸で薄めたウイスキーを紹介しようとする。
これはこれで、日本人や日本のお客さんに向けて、とても親切な手法である。

しかし、政春は、純粋理論のほうに固執してしまうようだ。
頑固といってしまえばそれはそれで、どこか褒め言葉のようでもあるが、実はそれは、「素直さが足りない」「謙虚さが足りない」という意味でもある。
まだ、若くて、仕事も駆け出しである。
自論はともかくとして、先輩に学ぶ素直さ、というものは必要ではないだろうか。

それができないので、夢が夢で終わってしまう人は、多いのではないだろうか。
純粋理論を追いかけるのもいい。
しかし、飲んでくれる人あっての、ウイスキー造りであることを、政春が気が付くかどうか、である。


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