反戦女性連合の勝利を願って。

いよいよ、年末選挙へと、世論が走り始めた。
今回の選挙の争点は、ズバリ、集団的自衛権、となりそうである。

今年7月1日に、集団的自衛権の閣議決定がなされた。
その後、ある意味で「そのあとになってから?」反戦派が騒ぎ始めた。
反戦派が活動を開始するのは、ずいぶんと立ち遅れたように思われる。

ここで、衆議院解散総選挙をするとすれば、自民党のほうには、勝算がある、ということになる。
いつか近日中に、まるで突然のように「解散」を宣言して、野党や国民があわてるときには、すでに選挙の準備がすっかり整っている、ということだ。
何に関しても、「いくさ」というものは、先手必勝である。

国会は、少しずつ、確実に崩れ始めた。
世論は、相次ぐ増税案で、騒がしくなってきている。

ところで、小笠原沖、つまり太平洋上に、太平洋側から、というべきか、日本を取り囲むようにして、中国の漁船が表れた。
密漁の漁船である。

漁船の下には潜水艦があり、漁船のあとには、巡視艇が続くのだろうか。
不穏な雰囲気である。

こうしたことを今、発表するのも、集団的自衛権を、国民に了承させるための、ひとつの戦略なのだろう。
政権与党はかねてから、南シナ海、東シナ海だけではなく、太平洋上からも、中国の漁船が近づいていることを、知っていたのだろう。
そして、ここへ来て、発表したのだと思う。

こうなると、集団的自衛権を決定しておいて、よかった、ということになる。
これから、「戦争か否か」という論議を、世論で活発にさせていくのだろう。
そのあと、「戦争か集団的自衛権か」という点で、争点を絞り込むのだろうか。

自民党の世論作りは、とても巧みで、だんだんわかってくると、とても興味深い。

今回の選挙の争点は、集団的自衛権であり、戦争と反戦である、とすれば、反戦派にとっては、チャンスとなる。
しかし、与党・自民党の対立政党となる、野党・民主党が、この状況では、選挙戦を互角に持ち込むことさえ困難である。

反原発、反戦、食の安全を願う女性たちは、こんなチャンスにも、共同して力を合わせるということは、しないのだろうか?
このままでは、大切な女性たちが負けてしまうのではないか、と思って気がかりである。
ともかく、議席を、自民党より多く、過半数にしなければならない。

そのためには、解散した自民党議員を含めて、民主党全部と、野党を、反戦派として、選挙公約で宣言できるほどに、集めなければならない。
社民党の福島瑞穂議員を、女性議員のトップにして、女性連合を集めるのも、勝てる試みだと思う。
また、昨年、議席が取れなくて引退した、みどりの風、みどりの党の女性議員も、集めてくることも、案のひとつとしてあるだろう。
民主党には、蓮舫さんをトップとして、野党の女性議員が集まり、それを支持するのもいいだろう。

それから、争点が集団的自衛権となると、すでに崩れ始めている公明党は、今後、反戦派にまわるしか、なくなるのではないか。
解散が宣言されたら、すぐにでも、自民党との連立を解消するのではないか、と思われる。
公明党、民主党、維新の会、を中心として野党連合を立てることができたら、反戦派は、自民党に勝てる可能性が出てくる。

せっかくのチャンスなのだから、反戦女性連合は、ここで、議席の大量獲得のために、力を合わせてほしい。