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わたしのような、頭のよい女の子を作るための教育とは。

このところ、自分でいうのもなんであるが、「どうしたら聡子みたいに、頭がよくなれるの?」と聞かれることが多い。
私自身では、どうしてなのかよくわからない。
どんなに考えてもよくわからない。
それで、身近な友達に、聡子が頭がよくなったポイントを、いくつか教えてもらった。

その1、甘やかす。
私は、教育者であった父親から、教育を授かったというよりも、とてもとても甘やかされて育った。
ほしいおもちゃや絵本はなんでも買ってもらえたし、童謡のレコードも買ってもらえた。
私が高校生のとき、父の同僚は、娘の私のことを、「過保護ちゃん」と呼んでいた。
私自身、大人になってからも、ときにはたとえば説明なしでどうしてもお金が必要なときなど、理由を問い詰めることなく送ってくれたりしたので、とても感謝している。
人に迷惑さえかけなければ、どこでどんな人生を送っていても、大きく包んでくれる父である。

その2、お姫様になる。
小さな子どもには、勉強するための動機づけが必要であると思う。
まだまだ小さくて、大人の社会がどうなっているのか認識が柔らかい時期に、勉強に取り組む姿勢を身に着けることが大事だと思う。
私は、幼稚園のときに、絵本を読むのが大好きだった。
特に、白雪姫、シンデレラ、眠り姫などの、お姫様の童話が大好きで、大きくなったらお姫様になりたい、どうしたらなれるのだろう、と真剣に考えていた。
小学校の入学式のときに、校長先生の訓話で、「小学校に入学したみなさん。小学校はすばらしいところです。ここで一生懸命勉強をすると、大きくなったらなりたいものに、なんでもなれます」と言った。
私は、「やった!」と思い、小学校で勉強すればお姫様になれると思って、小学校は素晴らしいところだ、と本当に心から思った。
それで、学校の授業は、食い入るように黒板を見つめ、先生の話を一言一句聞き漏らさないようにした。
そして、ノートもきれいに書いた。
家に帰ってからは、宿題がないときにも、漢字の書き取りや算数ドリルをどんどん進めていった。
漢字の書き取りは、漢字用のマス目を、漢字ひとつを一ページ、必ず埋めるようにした。

学研の科学と学習、という雑誌があり、両親が買ってくれた。
特に「科学」では、さまざまな実験用具がついてくるので、庭に出て、好きなように実験をしていた。面白かった。

小学3年生ごろになると、さすがに「もしかしたら学校で勉強しただけでは、お姫様にはなれないのかもしれない」と気づき始めた。
しかし、群馬県にいたので、市内から、正田美智子さまが皇太子妃にお嫁さんに行ったので、「やっぱり勉強すればお姫様になれる」と決意を新たにした。

小学5年生ごろになって、ようやく現実に気が付いたときには、世界の偉人、というシリーズの本を学校図書館から借りて読むようになっていて、キュリー夫人、ヘレンケラー、宇宙飛行士テレシコワさん、などの女性偉人が「これがお姫様だ」と思うようになって、あこがれていった。

だいたい、そうして、現実に気が付いたときには、学校だけで(塾なしで)勉強がしっかり身についていて、クラスで一番の成績を取れるようになっていた。

その3、素直
私に仕事を教えてくれた人が言っていたのだが、やはり私は性格が素直なので、なんでもどんどん吸収する。
これは、大人になってから勉強した分がとても大きい。
本や新聞を読んで、勉強すると、乾いた砂が水を吸い込むように吸収する。
これは、性格がとても素直だからである。ということである。

その4、努力家
お姫様になりたかったときがそうであったように、目標を持つと、とても努力家である。
今でも、マフラーを編み始めると、最後まできちんと編み上げる。
通信教育を受けると、きちんと最後まで添削を受けて、必ず卒業する。
忍耐強く努力するところがある。

その5、能天気で失敗をおそれない。
親が甘いので、失敗してもそんなに怒られないで、フォローしてもらえる。
親の性格もアバウトなところがある。
親自身が「何事も試行錯誤でやればいいんだよ」と応援してくれるところがある。