2014年2月15日土曜日
雪の日の対処法。
先週に引き続き、今週も首都圏は大雪である。
今朝、目が覚めて、驚いた人も、とても多いと思う。
私は、北海道にいた。
雪に対して、対応法を、市民が全員熟知していた土地がらから、
思うことを、いくつか書いてみたい。
その1、大雪の天気予報が出されたら、北海道の人でも、家から出ない。
北海道から本州に来たときに、本州の人たちの、台風への対処法に、本当に驚いたことがある。叱られたこともある。
本州での台風への対処と同じように、北海道では、大雪や吹雪に対して、畏怖心を持って対応している。
命に関わる問題である。
しかし、数日間で過ぎ去る天候でもある。
しっかりと食料を買い込み、家から一歩も出ないように、気象情報が出された日(前日)から、準備をして家ごもりをするものである。
食料の準備がなくても、明日になれば、天候がおさまるので、きょうは我慢して待つ。
その2、雪かきをする。
雪が降りやんでから、といわず、ちょこちょこ外に出て、こまめに雪かきをする。
特に、門、玄関、など、人が通る通路は、人が通れる幅(50センチくらい)は雪かきをする。
雪かきは、専用の、プラスチックのスコップを使ってもよいが、
凍って固まった雪は、氷になっているし、とても重くて堅いので、
カネのスコップで切り崩してもいい。
スロープは、危険である。
歩行者用のスロープは、ゆるい傾斜になっているので、すべりやすい。
階段を使うようにする。
階段を、よく雪かきしておく。
お湯は使わない。あとで冷えたときに凍って固まってかえって危険である。
その3、人間ラッセル。
一晩開けると、雪が積もっている。
30センチ、40センチ、50センチ、このくらいの雪をどうにかするには、
人間ラッセルが有効である。
もちろん、スコップで雪をどかす方法もあるが、
これは、雪を踏み固める方法で、通路を作る方法である。
男性が、5人~10人くらい、上下のスキーウェアを来て、大きな長い長靴を履く。
そして、腕組みをして、駐車場や玄関前など、雪をどうにかしたいところの端に立って、「わっせ、わっせ」と一歩ずつ、体重をかけて踏み固めながら、歩くのである。
そして、それを行ったり来たりする。
また、柔らかい雪が大量に積もっている玄関前などは、自分がスキーウェアを着て、長靴を履いて、手でかきながら、足で踏み固めながら、歩いて通路を作る。
次に通る人のためでもある。
玄関から門まで、玄関から、郵便受けまで、通路を作って、そこを常に、一時間ごとに、雪かきをする。
その4、屋根の雪。
溶ければ落ちる。
雨が降ってきたので、雪が溶けて、落ちやすくなっている。
トタン屋根などは、ずれていって、雪の塊が、あるとき突然落ちることがある。
真下にいないように、気を付ける。
屋根の真下には、標識を置いて、そのエリアに入らないように注意喚起する。
個人の家でも行う。
その5、雪捨て場。
川や側溝に捨てる。溶けて流れていく。
その6、木に積もった雪。
長い棒などで、たたいて落としておく。
枝ごと折れて、その下に道路があって、人が通っていたら大変である。
看板も塀も同様である。
たたいて落としておく。
その7、車、使わない。
チェーンを巻いても、坂道は登れない。
スタッドレスタイヤも、万能ではない。
溶けるまで待つ。