2014年2月17日月曜日

大雪の対策を考える。

本当に、思いがけない大雪となった。
週末の雪の、雪かきも終わらないうちに、
また、あす火曜日からは、雪が降るという。

きょう、月曜日、あす火曜日午前中までが、
雪のない状態で、作業や、災害対策、
これから起こる状況に対応する策を、
たくさん行動することが、必要になってくると思う。

すでに、市町村では、これまで培った、
災害、特に地震であるが、地震対策、避難対策を応用して、
「なにかあったとき」の災害対策が取られているようである。
私はそれを、とても心強く思う。

明日になったら、また雪が降り出して、
今ある状況の上に、また積もることになる。
きょうのうちに、雪かきをして、
少しでも減らしておくことが、大切である、と私は思う。

屋根の雪であるが、
北海道では、ビルの屋上には、融雪の設備と、排水の専用のパイプがあった。
これから、ビルの屋上で雪が溶けだすと、
ビルの建物が傷む可能性がある。
それでも、圧迫されないうちなら、建物の設計と相談して、
建物が負荷に耐えることができるかどうか、
計算してみるのも大事かと思う。

一般の住宅では、屋根の雪下ろし、というのは、しなかった。
新潟や日本海側ではどうか知らないが、
どうにも、やはり、新潟の雪の風景というと、
屋根の雪下ろしが、光景として、有名なようである。

北海道では、屋根に上って、雪下ろしをする、という話は、
まず聞いたことがない。
屋根は危ないので、登らないほうがよいと、私は思う。
春になれば溶ける、という気持ちで、
家が雪で埋まってしまう状態で、春まで待つ、ということである。
ただ、出入り口は確保しておいたほうがいい。
二階建ての建物の、一階部分が、すっぽりと雪が積もってしまって、
二階から出入りする状況とか、
あるいは、学校では、二階の教室の窓から、
積もった雪の上に、飛び降りるのが、
男子生徒たちの、通例となっていた。
そのくらい積もってもいい、という気持ちで、
家の周りの除雪には、手をつけなくていい、と私は思う。

大事なのは、出入り口と通路の確保である。

関東地方の家は、造りの関係から、屋根に積もった雪の重みには、
なかなか耐えない、心配なところもある。
実際、私の家の近くでも、すでにたわんでいるところがある。
このたわんだトタン屋根の雪の重みが心配であるが、
北海道では、こうしたやわらかい作りの建物はなかったと思う。
上るのは危険なので、
きょう、あすじゅうに、おろすことは、やはり考えるべきだろうか。
晴れて、溶けてくれたらいい、と思う。
あるいは、ホースで水をかけてみてもよいかもしれない。

交通網に関して、これが、心配なところがある。
山梨県や長野県では、陸の孤島状態である、と聞いた。
北海道では、冬になると、陸の孤島になる村落が、たくさんある。
そのため、冬になる前に、食料品などは、
すべて準備して蓄えておくのである。

陸の孤島、という状況であと一週間がんばる、という計算ができれば、
山梨県は山梨県なりに、「内輪で」工面することができるのではないか、と思う。

なにも、今日中に、峠を開通させる必要はないのではないだろうか。
少なくとも今週いっぱいは、「陸の孤島」の、孤島の内部で、
食料品のやりくりができるはずである。

線路も、田んぼの真ん中を走っているとか、大きな川や鉄橋など、
回復までにとても作業を必要とするところがあるようだ。

もしどうしても必要であるなら、
電車の線路か、車の道路か、どちらかを優先させて、
片方を通行させてはどうか、と思う。

心配なのは、地域のお年寄り、一人暮らしの人たちのことである。
元気がいい人はすでに、自宅玄関と、自宅前の道路の除雪を終えていると思う。
町内会で声をかけて、一軒一軒、まわってみることも、
大切であるかと思う。
その際に必要なのは、人がひとり歩ける分の通路である。
それは、歩幅の幅であり、道路全部とか、車一台入れる分、とまでは、
必要ないのではないか、と思う。
スコップがあれば、造れる通路なので、
お年寄りの家の前には、そうした通路を、近隣の人たちが作ってあげたい。

そして、このところ最近では、ご家庭で、食品を保存する、という習慣がない家が、たくさんある、という話である。
お年寄りの家を訪問する際には、そういった点で困っていないかどうか、
分けてあげることも、大切だと思う。
次の雪、火曜、水曜、木曜、この雪が乗り切れれば、次の雪までに余裕があるはずなので、あと一週間、自宅で食べていければよい、ということになる。

プロパンガスは、減ってしまうと交換のための車が入ってこられないので、
ガスは大切に使いたい。
灯油も、自宅にある分と、買いにいく分とで、節約して使いたい。

次に、高速道路にはまってしまった車であるが、
きょうとあすで、なんとかまず、運転や同乗者の身の安全を確保して、
車を掘り出すことが不可能だと思うなら、
まず、人が通れる通路を作って、高速道路から降りることだと思う。
高速道路から降りるには、かなりの長さの道を歩かなければならないが、
その通路を歩幅で作って、2キロでも3キロでも歩いて降りる。

車は、春まで置いておくくらいの気持ちでもよいと思う。
また、運転者がいなくなった状況で、自衛隊などの、専門の人たちが、
雪をかいて、一台、一台、撤去することになるだろうと思う。
しかし、すでに、雪の捨て場に困っているほど、場所がないのではないだろうか。
片側通行にして、片方一車線の道路に、置いておくことになるだろうか。
キーをつけたまま、車を置いて、人命優先にしたほうがよいのではないかと思う。
きょうあすじゅうに車が撤去できないと、その上にまた雪が積もることになるが、
人命優先と、あとは、春の日差しを待つばかりである。

こうした災害の発生のあとには、水が汚れたり、
そうしたことで、感染病が流行したりもする。
雪を乗り越えたあとの、対策も、いっしょうけんめいしていきたい。

みんなで生きていけなければ、この社会に生きていても、
何が楽しいのか、さっぱりわからなくなってしまう。
私も、昨日は、道路の雪かきをしながら、
普段はなかなか話ができない、ご近所の人たちと、
情報交換やおしゃべりや、共同作業をしあって、
とても有益でなにかとても、心が温まるものがあった。

東北の震災のときも、こうして、絆が生まれたのだろうか、と思う。
そうして、手を取り合って、生きていきたい、乗り越えていきたい、と、
心から思う。


★追記★

新幹線について。
新幹線の復旧は、もうすでにできているような情報もあるが、
不通の区間もあるようである。
あすからの雪に備えて、大雪の場合には、運休する予定を、
JRのほうでも、乗車を予定する人にも、
立てておいたほうがよいのではないかと思う。

不通区間は、おそらくは雪に線路が埋もれているのではないかと思う。
次の雪までに、主要な部分で雪かきをしておくことは、
とても大事だと思う。
ひとつは、積もった雪の量を減らしておくだけでもいい。
線路や架線など、重要なところだけ、部分的に雪かきをしておいてもよいと思う。
機械類を、なんらかの形で保護しておくことも、
対策になるかと思う。
雪は水なので、錆などの調整がとても大事である。