2014年2月25日火曜日

独裁的な国家プロジェクトに関する考察。


日本の、昨今の独裁的な政治体制がどこを目指しているのか。
IT化は必要なことだ、と誰もが思うだろう。
また、国民総背番号制と、クレジットカードに象徴される信用社会が、
必要とされているようにも思えるだろう。
しかし、その行きつく先は、「最後の審判」とも呼べるほどの、
「振り分け」であるのではないか、と私は思う。

今もし、この国家的プロジェクトの「ふるいの網」に対して、
生き残りたいと思うなら、クレジットカードで信用を積み重ねることなのかもしれない。

また、イオンは、知っている人は知っているとおり、
民主党と関わりの深いところである。
独裁国家が、自民党だけではなく、民主党も抱き込んでいることは、
誰もが知っておかなければならない事実である。
その昔、自民党と社会党はいわゆる55年体制を作っていたわけであるが、
共存共栄の関係だったのである。

また、この格差社会の振り分けは、もっと深刻な状況で行われているように、
私は思っている。
IT化、というと、もしかすると協力したり、賛成したりする人も多数かもしれないが、「振り分けて落とす」という点を、目的にしているところがあるのではないか、と私は思うのである。

それはたとえば、生活保護者、老後の資金のない高齢者、病気で働けない人、ニート、教育程度が低く生産性の低い人、ストレスに弱い人、お金を持っていない人、こういった人たちを対象にして、社会から「落とす」ことを、目的にしているのではないか、と思われる点がいくつかある、ということである。
非常に気がかりであるが、とても心配なところである。

たとえば、ノロウイルス、感染性の病気がこんなにたくさん起こるのは、なぜなのだろうか。
これらは、もしかすると、医療設備に頼らざるを得ない高齢者を対象にして、生命の選抜を行っているのではないだろうか。

ずっと以前であるが、副総理である麻生太郎氏が、こうした発言をしていた。
いわゆる、医療の世話になって存命を長くしているようなご老人には、
生きていないでほしい、税金の無駄遣いだ、という発言である。
こうした発言には、本心、本音が含まれているので、注意が必要である。

IT化、国の強靭化、というと、聞こえはいいが、
実際には、税金のかかる、いわゆる「弱者」という人たちを、落とそうというプロジェクトであると、私には思えるのである。
そこには、選民思想があり、ネオナチ、ファシズムとも呼ぶべき、
日本人の根底に眠る、恐ろしい心根の息吹が、あるのだと思う。