2014年2月24日月曜日
「キイチゴ禁止令」
昨日、日本政府が「痛みを伴う改革」をしようとしているのではないか、
という考えを、記事に書いた。
これが、本当に良いことなのかどうか、私自身、何度も何度も、考え直している。
「改革」は、一種の手術療法のようなものであり、
その副作用は、必ずあるものだ。
それが「痛み」であったり、「後遺症」であったりするのだと思う。
それらの痛みを少しでも少なくするために、
この計画に賛同して、一緒に改革を行う、という人たちを、
集結することも、大切かもしれない、と思う。
チームで行う、あるいは、日本国民全員で行う、ということも、
有りではないか、と思う。
また、新しい国の形も、もっともっと討論してもよいのではないかと思う。
たいていの人、特に男性陣は、国の形や、線路の状況など、
個人個人でそれぞれの「夢」を持っているように思う。
以前、私が札幌にいたときに、タクシーに乗って、
タクシーの運転士さんがいろいろ語っていたのを聞いていたのだが、
その運転士さんは、渋滞の道にうんざりしながらも、
「もし私が札幌市長だったら、札幌に東京の山手線のような、
ぐるりと巡回する線路を作るね」
などと言い出すのであった。
そして「その山手線も、空中をモノレールでぶらさがるみたいのがいいね」
などと、夢を語りだすのである。
なんだかとても面白かった。
「僕は、やっぱり、飛行機で日本中を行ったり来たりできるシステムがいいと思う。
僕は飛行機が好きなので、小さい空港をあちこちに作って、
空路というのも、標識とか確保して、
すいすい飛行機で往復できるのがいいと思う。
今は、空がとても渋滞しているんだ」
などと語る人もいる。
あるいは、「僕だったら、女性たちはみんな女子校に通うべきだ、と思う」
そういう人もいる。
私も、小さいとき小学校のときは、身体が小さかったので、
男の子たちがとてもやんちゃで、本当に困ったことがある。
女の子は、小学校のときから、女子校にするべきだ、と思う。
それから、「学校の入学選抜は、推薦だけにしたらいいと思う。
入学試験をなくす」
そういった案もある。
それに僕は、そういう案を出すのは、政治家だけじゃずるいと思う。
僕だっていろいろな国造りの案は出したい。
どうせ線路だって古くなっているし、
IT化はしなきゃならない。
映画「サマーウォーズ」のようにさえならなければ、
IT化は素晴らしいと思う。
国際通貨の運用も素晴らしいと思う。
それから、日本の新幹線は古くなってもうだめなんじゃないかと思う。
南海トラフ地震もあるし、東海道に重点を置く状況ではないと思う。
どっちみち、第二次世界大戦後、昭和の高度成長期に、
一息に作られた線路や建物、水道管さえもが、とても古くなって、
作り替えを必要とされている。
もしかしたら、東京都だって日本国だって、いったんここを更地にするくらいの考えで、最初から国を作ることを考えてもいいのだと思う。
日本では、一千年も前には、奈良の都、平安の都と、
人の頭で考えた、理想の都市づくりをしてきた。
そうしたことを、してもよいのかもしれない。
なんだか楽しみな計画である。
もっともっと、たくさんの人たちが、
理想の国造りに参加できる、そういうのがいい、と思う。
チェコの作家カレル・チャペックは、著書「園芸家12カ月」のなかで、
「自分がもし一日だけ独裁者になったとしたら」という面白い発想を述べている。
つまり、「キイチゴ禁止令を出す」とかいうのである。
私も園芸家として、キイチゴにはひどい目にあったので、
大賛成である。