スキップしてメイン コンテンツに移動

ゴールデンウィークが明けて思うこと。

ようやく、といったふうで、ゴールデンウィークが明けた。
今年は、お正月そうそうから、社会を困らせるような事故が起こったり、2月には大雪、3月には消費税増税のための準備、そして4月にはすっかり疲労しきっていたところへ、オバマ大統領の訪日があった。
理化学研究所では、STAP細胞に関するニュースが、「なぜここまで?」というほど、世間を席巻した。
社会不安のなかで、いったいなにがどうなっているのか、と漠然とした思いで、少し様子を見なければ、という思いで、日延べで、一日、また一日、と毎日を生きていたようなところがある。

2011年3月の震災から、3年の年月が流れた。
日本の社会は、復興に向かおうとしてるのだろうか。
それとも、むしろ疲労が極に達しているのだろうか。

震災の直後には、「がんばろう」「がんばろう」という気持ちになれたものが、3年経って、今になって社会全体に疲労が蔓延してきたようにも思える。
このあたりで、少し休んでもよいような気がするのだが、私自身は、あまり休む気持ちになれないでいる。
休まなければならないような、気持ちの張りつめ方だったことは百も承知なのだが、この4月に、オバマ大統領が訪日したあたりの、アジアの情勢は、本当にそれは、自然現象として、「いろいろあった」ということなのだろうか。
マレーシアでは旅客機が行方不明となって、もう二か月になる。
韓国では、先進国としてはあり得ないような客船の事故が起こった。

政治を司る人たちにとっては、4月の消費税増税は「うまくいった」と思えることなのかもしれないが、消費者にとっては、単なる増税では済まないような、実感として物価の上昇を感じる毎日である。
その上、ゴールデンウィーク中に地震があり、きょうはまた、大気の状態が不安定、ということで、風が冷たい。

政治や社会の、あまりにも速度の速い進み方に、人の気持ちがついてきていないような気がする。
また、本当に、オバマ大統領の訪日、アジア歴訪と、アジア諸国に起こった数々の出来事が、連動していないのか、アメリカが何かを計画して実行したのではないか、と疑問が止まらない。
タイのデモは、アメリカが、内乱をわざと起こさせたとは、言えないのだろうか。

そういった意味では、日本国内も、国のなかで、勢力が二分するような、妙な構図が作られてしまったように思う。
権力が大きくなると、それを「倒したくなる」「反対したくなる」のは、人の心だという。
あるいは、「人の心」というよりは、「男性特有の心境」なのだろうか。

震災から3年経って、日本社会は、案外平和的になってきたのかもしれない。
大きな権力が中央集権的に高まると、それに反抗して、国内で反対勢力が持ち上がるのは、平和な証拠だと思う。
こんなときに、外からアメリカがまだアジアをあきらめていなくて、何度でも繰り返し攻撃をしかけてくるとしたら、内政に関わっている場合ではないと思う。

今の日本に、あちこちにいろいろな意見や集会が生まれることがあっても、何か大きな力で、変化を起こそう、という力は残っていないような気がしている。
どんな団体でも、どんな集会でも、立ち上げるのは自由であるが、本当に市民の気持ちがついてきているのだろうか。

しばらくの間、もっともっと時間をとって、日本の国のひとりひとりが、休養をとってもよいのではないだろうか。
時は静かに流れていく。
しかし時代は急流をくだっていくようでもある。
新しい希望を心に灯して、やはり一日一日、そして、またとても暑くなるであろう今年の夏を、一歩一歩、確実に生き抜いていくしか、ないのではないか。