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フィギュアスケート・グランプリファイナル・2015

先週末は、フィギュアスケートのNHK杯で、
本当に熱い熱い三日間を生きることができた、と思う。
特にやっぱり、「歴史的瞬間に居合わせた」「異次元」と呼ばれた、
羽生結弦選手の演技は、素晴らしかったと思う。
ショートプログラムでは、ショパンを華麗に熱く演じてくれた。
私もあらためて、ショパンを「聴いた」気持ちでいる。
そして、フリースケーティングでは、いまだ成功したことがない、とかねがね言われていた「和」の演技を、見せてくれた。
ジャンプがすべて成功、という素晴らしい演技である。
日本の「和」が、胸に熱く伝わってきた。
そして、世界最高得点である。
「王者」と自分で言い切れる自信が、本当になんだか、うれしい、というかんじである。

フィギュアスケートの「シーズン」というのが、だんだん理解されてきたこのごろである。
いくつかのグランプリシリーズで演技して、それから、グランプリファイナルが行われる。
これから、12月10日(日本時間では12月11日の早朝)に、スタートする。
スペインのバルセロナで行われる、というから、選手たちはすでに現地入りしていることだろうか。

今、ヨーロッパでは、厳戒態勢が敷かれているところである。
そのなかで、競技を行うということは、「平和の勢力がめげない」ということだと思う。
男子選手はもちろんのこと、女子選手も、世界情勢がわかっていての、競技だと思うので、いろいろ心細いこともあるだろうけれども、がんばってほしい、と思う。

浅田真央選手の、NHK杯のフリースケーティング「蝶々夫人」は、とても素晴らしかった。
浅田選手の目指すところを、よく知らなくて、あの女性らしい演技を、高く評価しない人がいる。
けれども、浅田選手が目指しているのは、世界レベルなのだ、ということを、理解してほしいと思う。
まだ十代のうちは、「元気」「活発」「陽気」でよかった。
元気いっぱいのジャンプを飛べればよかった。
でも、世界は、特に欧米は、「女性らしいしなやかさ」「女性らしい豊かさ」があって当たり前の場所である。
浅田選手が立っている場所は、「世界」なのである。
アジア的な、アクロバットではなくて、女性的な演技を目指している。
そういう視点で、浅田選手の演技を、評価していきたいものだ、と思う。

ところで、浅田選手のショートプログラム「素敵なあなた」これからもっともっといろんなふうに伸びていく可能性のあるプログラムで、これからもとても楽しみである。
私はちょっとこんなふうに思った。
それは、フリースケーティングの「蝶々夫人」のストーリーが、始まっていて続いている、というかんじである。

蝶々夫人は、結婚してからがちょっと長いストーリーであるが、彼女が、夫となるその海軍士官に出会ったときには、どんな気持ちだったろう?と思うのだ。
そして、その背の高い、西洋の恋人から、プロポーズされたときの、喜びと、「有頂天な」気持ちである。
「あなたって本当に素敵ね!この私を選ぶなんて、いかしてるわ!」
そんな、ちょっと生意気な気持ちだろうか。

私もこのジャズの名曲を、日々の暮らしのなかで、口ずさんでいる。
大好きな歌である。
一緒に、この世界のなかで、がんばっていこうね!