NHK「花子とアン」第13週「その恋、忘れられますか?」感想。

きょうは、金曜日。
大好きなNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」は、今週のテーマ「その恋、忘れられますか?」を放送中である。
朝ドラは、いつもそうであるが、一週間で一章となっている。
だから、一章分を観終わってから、感想を書いていたのであるが、どうにも「花子」の雲行きがあやしくなってきた。
だいたい、NHKの朝ドラは、「安心してみていられる」ことが、第一条件で、ご家庭で朝の出勤前、学校へ行く前、幼稚園の送り迎えをする前に、家族で観ている番組である。
高校生の娘が、「お父さん、こういう場合、花子はどうしたらいいのかしら?」なんて、朝から問いかけられたら、まったくお父さんも、NHKに「教育上好ましくないからよしてくれ」とクレームをつけたくなってしまう。
そういう展開になってきた。
というのは、ヒロイン花子がようやく、生涯の伴侶となる男性・村岡英治に出会い、気持ちを確認しあうのだが、この恋、大々的にはっきり言って、不倫なのである!

確かに、英治のほうにも、いろいろな理由があるだろう。
妻の香澄は、もう3年も、結核で、療養所に入っているのだそうである。
香澄のご両親も、英治に対して「うちの娘はもう治る見込みがないから、英治さんも健康な女性と新しい人生を踏み出しては」と申し出ている。
そして、英治の父親も、「そろそろ、香澄さんとは離婚して、新しい女性と結婚しては」と勧めている。

しかし、ご家庭でこのテレビ番組を見ているご婦人たち、いやご夫人たちは、もうこんなことは、よしてほしい、というところである。
「じゃあもしも、花子の健康状態があまりよくなかったら、花子を好きにはならなかったんですか?」
「これから先、もし花子と結婚して、それから花子が不治の病にかかったら、もう花子とは離縁して、別の女性との人生を始めるのですか」
「英治さん、あなたにとって、熱い抱擁とかなんとかいうが、結局は健康な女性と抱擁するのが、恋とか愛とかいうものなんですか」
というあたりである。
花子は今のところ、英治が結婚しているのを知らないが、ひとりの男性を好きになったら、年頃の男性であれば、「結婚しているのかしら?」「彼女いるのかしら?」くらいのことは、気を使って、どんな手段を使っても調べるべきである。
また、私は今後、少子高齢化社会への対策として、既婚男性には、左手の薬指には結婚指輪をはめることを、法律で義務付けたいと真剣に考えている一人である。
というのは、一瞥して既婚か未婚か判別できる社会状況ならば、花子のようなまちがった気持ちにはならないからである。
実際、未婚女性が多く、生涯未婚率が高いのも、こうした「不倫文化華盛り」のせいである。
「不倫は文化である」と発言した芸能人がいたと思うが、まさに20年前、トレンディドラマ最盛期の時代には、不倫は流行であった。
好きであれば、相手の男性に家庭があろうと、妻があろうと、子どもがいようと、構わない、という価値観が、流行り病のように広がった時期があったのである。
その時期に、トレンディドラマを見て、「私もそうしよう」と決めて、結婚をしなかった女性たちが、40代、50代になって、生涯未婚となっている。
こうしたことは、単なる流行であって、一過性のものである。
なので、明治という時代やあるいは、平成という時代に、不倫を描きたいというのは、やめてほしいと思うのである。


メモ、その1、あきらめろ。
その2、ばかばかしい。
その3、いいかげんにしろ。

どうしても、NHKでこのエピソードを続けたいと思うなら。
その1、あっと言う間に結婚させる。
その2、早く妻を死ぬようにする。
その3、妻が死ぬまで一度も会うな。
その4、妻が死んでから付き合え。
その5、妻が死んでから数年たってから再会して改めて、決心した村岡英治は、猛アピールの末、大恋愛をして結婚する。
その6、あの色っぽい蓮子をなんとかしろ。出るのは昼メロだけにしておけ。