成人の日・新成人に向けて。

きょうは1月の第一月曜日。
成人の日である。
全国各地で成人式が行われただろうと思う。

二十歳というと、可能性でいっぱいなのだろう、と思う。
以前、後輩の女子学生に、「いいね、これからなんでもできるね」と言ったら、「何を言ってるんですかお姉さん、もうぎゅうぎゅうです!」と言い返された。
考えてみれば、子どものときは親に守られているが、二十歳となれば、すべて自分の責任である。
そして、大人の社会の大海原に放り出されてみれば、たくさんのルールがあり、先輩がいて、むしろ大人社会の「現実」というものに直面して、限界を知る、というところかもしれない。

以前から私は、大人になる、ということは、社会の構成員の一員になることだ、と思ってきた。
社会の屋根に守られる立場ではなく、自分自身が社会の屋根となり、車輪となって、社会を動かす立場になる。
それはきっと、楽しいことだろうと思う。
まさに、大人になったから与えられた権利である。

新成人は、新しい世界に船出をする旅人のようなものだ。
その旅行鞄には、何を詰め込んでいるのだろう。
新しい靴下や、どこの国にでも渡れるパスポートのようなものだろうか。
長旅に耐える、簡素な革の手帳と、銀色の万年筆だろうか。
どこでも眠れる薄手の毛布一枚もあればいいのだろうか。
あるいは、座右の銘となる一書だろうか。

新成人にはぜひとも、「できる」という可能性の鍵束を、持って旅立ってほしい。
新しい時代には、新しい人がのびのびと活躍できる、爽やかな草原が待っている。


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