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朝倉聡子・旅の途中。

こんにちは。

朝倉聡子です。
4月も4日目、新年度が始まり、花と嵐と太陽が続いています。
わたしは、桜前線と共に、北上しながら、旅の途中にいます。
4月1日には、さっそく、駅のコンビニエンスストアで、消費税の支払いをいたしました。
1000円、と「本体価格」のついたお品物、レジに持って行くと、「1080円です」と元気な声がしました。
明るい、まだまだ若い、アルバイトでしょうか、お嬢さんです。
一瞬「あれっ?」と思いながら、消費税と合わせて、千円札と一緒にコインを出しました。
そして、これが現実なのだ、と思い直しました。

思い返せば、2年前、あの震災から丸1年たったあと、6月でした。
衆議院で、消費税の増税が可決されました。
そして、8月には、参議院での可決です。
三党合意の歴史的な夏でした。

あれから2年たって、社会がどんなふうに変わったか、どんな方向に向かっているのか、なにかわからなくなっていました。
でも、これが現実、です。

税・社会保障一体改革は、私が、北欧型の高負担高福祉社会を、ずっと夢見てきたことの、実現です。
本当にうれしかった。

駅の真横には、新しい建物が建っていて、なにか旗がなびいています。
昨年の真夏には、古い建物が取り壊し作業されていた場所です。
4月1日に見学会開始、とその幟には記してあります。
高齢のみなさまのための、福祉マンションです!
新しく作られたバス停には小さなかわいらしい屋根がつけられていて、その下で、春の陽射しに照らされて、老夫婦が座って語り合っていました。
「ここにしましょうか」
私は、そっと、その高齢者マンションの案内パンフレットを一枚、とっておきの記念にいただいてきました。

4月からのNHK連続テレビ小説、いわゆる「朝ドラ」では、「花子とアン」が始まりました。
宿のテレビ、朝の8時、毎朝観ています。
教育を受けた女性たちが、どんなふうに夢をはばたかせ、その翼で未来を描いていくのでしょうか。
「これから始まるあなたのストーリー」まさに、「わたしのストーリー」と、女性たちが声をはずませて言えるように、毎朝、元気な「花子とアン」に、励まされそうです。

私も、何か新しいことに、取り組みたくなりました。
きょうまでの一週間は、いわば休養のための一週間。
きょうになって気づいたこと、世界が変わったこと。

これから、なにか新しい形で、新しいことを書き始めたい、と思い始めました。
それは、新しい連載エッセーでもいいかもしれないし、新しい連続小説かもしれないです。
あるいは、政治からはちょっと離れて、もっと詩的な、文学的表現を追求してみてもいかもしれない、と思ったりもするのです。

そして、今年の庭には、たくさんの手作り野菜を育てて、いろいろな料理にもトライしてみたい、それから、それから、と夢がいっぱいです。

もう少し、いましばらく、時間をたっぷりと取って、新しいこれからの道を、考えてみたいのです。
それは、新しい連載の書き貯め、の時間となるかもしれないですが、どうぞ、朝倉聡子に、花を見る時間を、くださいませ。

四月の雨に降られて、駅のホームで、次の列車を待ってみたい、そんな気持ちでいます。

またときおり、旅の途中から、葉書をお伝えいたします。
ありがとうございます。

朝倉聡子。

2014年4月4日。