理化学研究所とSTAP細胞と反原発運動の関連について。

昨日4月16日、STAP細胞の問題で、理化学研究所の笹井副センター長が会見を行った。
私は、この会見の中継を見ていたが、とても納得できる、細胞生物学としても、科学者としても、立派な会見である、と思った。
しかし、報道は、論文の撤回や、あるいは、小保方晴子ユニットリーダーへのスキャンダル的な言い回しに終始しているようである。
私が考えるのは、ひとつは、このSTAP細胞の問題が、なぜこんなにも大きな問題になったのか、ということである。
STAP細胞があるのかないのか、という問題なのだろうか。
それとも、ひとりの若い女性研究者に対する嫉妬なのだろうか。
それとも、何か別の理由があるのだろうか。

STAP細胞そのものに関して言えば、私もひとりの自然科学者として、笹井副センター長の説明はとても納得のいくものであった。
生物学の研究は、数十年、数百年、ととても長いスパンで行うことであり、今後の研究を続けなければならないことは、自然科学者にとって、自明の理である。
もしも、STAP細胞が「ない」と断言できない状況にあるにも関わらず、ここで撤回をしたり、あるいは理化学研究所やひとりの若い研究者を「潰す」ようなことをしたら、これは、世界中の自然科学者が黙っていないだろう。
もしも黙っていたとしても、それは無言の抵抗になるだろう。
まるで、ガリレオ・ガリレイの裁判のようである。
「それでも地球は回っている」のである。

小保方リーダーが所属する、理化学研究所は、戦前に、渋沢栄一氏が関わって設立された理学研究所である。
ここでは、産学一体となった、理学の研究開発を行っている。
まさか、と笑っていたかもしれないが、私たちが日々使用しているリコーのコピー機械は、理化学研究所で研究開発されたものが実用化されたものである。

そして、とても大事なことは、戦前から始まったこの理化学研究所では、原子爆弾の研究開発が行われていた、という事実である。
戦争に入って、日本でも原子爆弾の開発を急いでいたわけであるが、アメリカに先を越されたというわけである。
しかし、戦後にも、もしかすると今現在でも、原子爆弾の研究開発を行っている可能性は、とても高い。
もし理化学研究所で、原子爆弾の開発を行っていたとすると、今回のSTAP細胞の一連の報道は、理研潰しの陰謀であり、政局でもある。
しかし、誰もどこも報道していなかった、誰も知らなかったとすると、この、原爆開発所潰しの動きは、水面下でとても、大きな権力・勢力のもとで行われていたことになる。

この会見の内容が、生物学を専門としていない人たちにとっても、たいへんにわかりやすかったにも関わらず、結局は、理研へのスキャンダルへと転落していくことは、原爆潰し、理研潰しをもくろんだ人たちにとっては、とても好都合であるにちがいない。
そうした動きに連動するかのように、アメリカから大統領が来日することは、不思議な話である。
また、福島県知事の選挙をめぐって、「元首相」たちが、再び動きを起こそうとしていることは、本当に不思議なことである。

核廃絶、憲法改正への反対、反原発を訴えるのならば、堂々と正論を通すべきではないか。
もしかすると、東京都知事選挙でも、のろしを上げた人たちが、水面下の工作とアメリカとの連携をもって、日本の政府をつぶそうとしているのではないだろうか。

私は、思う。
自然科学を、政争の具にしてはいけない。
そして、若い女性ひとりを、若いから、女性だから、どうせ何も言えないだろうと、犠牲にするような勢力こそが、敵なのだ、と考える。
自然科学は、事実であり、真理そのものである。
絶対にこれを、変えることはできない。

もしも今、自然科学の真理を隠滅し、政争の具とし、何かを得たような気持ちになった人たちが出たとしても、20年後、50年後に歴史が証明するだろう。
不名誉な名前を歴史に残したくなければ、こうした陰謀を撤回することこそが、正義であると、私は信じる。
小泉純一郎氏、細川護煕氏、私はこのあたりの人たちに、用心したほうがよいのではないか、と思う。

「それでも地球は回っている」のである。