2016年8月10日水曜日

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第18週「常子、ホットケーキを作る」感想。

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第18週「常子、ホットケーキを作る」感想。

暑い夏も盛りとなった。
これから、お盆休みにかけて、連続テレビ小説は、快進撃を続けて行く。
夏休みとなって、子どもたちや「お父さん」も一日中家にいて、テレビを見ている日々が始まり、そのなかで、熱闘・甲子園も、始まった。
そこへ、4年に一度のオリンピックである。
毎日毎日、テレビで忙しい!

それでも、女性たちの日々は、着実に一歩一歩続いていく。
私は、NHKの朝の連続テレビ小説の一番「女性らしいところ」というと、この一日一日の積み重ねという、忍耐力にも似た、着実な歩みである、と思う。

この週は、常子が、いわゆる、「理想と現実」のはざまで、とても悩む週となっている。
理想を追求したい花山。
花山の象徴するところは、理想であり、目標でもあるが、上司であり、そして、先輩である、というところだろう。

常子が働く女性として、何度も障害にあってつまづくのは、それは成長のための障害であるが、花山が、「広告をとるとどんなことになるのか」という経験を、年長者として知っていた、という上司の象徴が大きいと思う。

常子はそこへ、経験値の低さと、新しいものへの希求から、挑んでいくことになる。

ここから、ぼくの話になります。

ぼくは、働く女性のハードルを感じます。
女性は、仕事として、職場の男性と接します。
もちろん、仕事を上手に進めていくための、仲の良さです。
その仲の良さを、恋愛感情であるように誤解するのが、上司の家族です。
これは、仕事のできる女性にとって、とても不愉快なものです。
仕事上の付き合いであるから、付き合って話もして、目標も同じくしてきました。
それなのに、この上司の奥さんが、変な目で見たりすると、仕事の邪魔になります。

幸い、ドラマのなかでは、花山さんの奥さんは、会社の仕事に口出しをしません。
これが、仕事を持つ夫、この内助の功、というものです。
夫が、会社でどんなふうに、女性社員と仕事をしていても、妻には関係のないことです。
それを、夫の職場に口出しをするのは、夫にとって、邪魔な妻である、だから、愛されない、大事にされない、ということなのです。

ぼくたちも、私事を、仕事に持ち込む女性たちには、本当に迷惑をこうむってきました。
社会性がないというか、常識を知らない、というか、本当に困った奥さんです。

ここから、朝倉聡子です。

そういうわけで、常子も、社会に出る女性として、職業婦人として、数々の無理難題を引き受けながら、人間的成長を続けていくわけです。
私はやはり、女性は、いつまでも社会のなかにいて、社会人として、大人として、きちんとした常識的な振る舞いができるように、日々成長しつづけていくべきだ、と思います。

そして、それを実践してきたのが、自分自身である、という少なからず誇りを持ちながら、一緒に仕事をしてきたチームメイトに、とても感謝して、これまでと同じく、男女平等で、人間としても平等で、仕事の実力が認められた状態で、仕事をし続けていきたい、と思いました。

夫が仕事をなくしてしまえば、すぐになくなってしまうような社会的地位では、女性の立場はすぐになくなってしまいます。
常子は、実力で社会のなかに立場を築いています。
そうしたところが、私が常子を尊敬できるところです。
私も、社会人として、どんな理不尽な困難にも負けず、これからも自分の力を精いっぱい出し切って、仲間のために、たくさんの人々のために、家族のために、がんばっていきたいです。

そして、一番愛する夫の、一番の理解者でありつづけることを、とても大事にしていきたい、と思います。
ありがとうございました。