NHK大河ドラマ「真田丸」第11回「祝言」感想。

昨夜は、楽しみにしていたドラマ「真田丸」の放送があった。
私も家族と一緒にみんなで楽しく観た。
こうしたテレビドラマからは、さまざまな世界観や人間模様を学ぶことができる。
特に私は、女性たちにこそ、こうした男性向けともいえる戦国もののドラマを観てほしい、と思っている。
私が、今回、女性たちに「ここをポイントに観てほしい」と思ったのは、男性社会のピラミッド構造について、である。
戦国時代も現代も、このピラミッド構造に変わりはない。
女性たちは、脳の仕組みが横並びだ、と言われているが、男性たちはこうして、縦社会を作っている。
私も、女性として、社会の中で仕事をしていくときに、このピラミッド構造がなかなかのみこめず、理解できず、というか「見えない」ものなので、とてもやりずらかった。

女性たちは、仕事をしていく上で、夫を支えていく上で、男の子を育てていく上で、こいした、男性社会のピラミッド構造を、どう捉えていくべきだろうか。

私はまず、こうした男性社会の仕組みをよく見て理解するのがいい、と思う。
そして、仕事をする上では、ピラミッド構造のなかに、どう溶け込んで、上に登っていくかを考えるのがいいと思う。

また、夫を支える上では、このピラミッド構造のなかで、夫がどの立場にいて、そしてどのように上に登っていこうとしているのか、よく理解して、男性社会のなかで、上へ上へと登っていけるように、支えていくのがいいと思う。

また、男の子を育てる際には、特に思春期の男の子はそうであるが、すでに徐々にこうしたピラミッド構造を、中学校のなかで、高校のなかで、形成しつつあるので、その社会のなかで、どのように株を上げて、上昇していけるかを、母親として支えてあげるのがいいと思う。

こうした男性社会のなかで、一番下、下位になってしまうと、いじめを受けて、孤立してしまいやすい。
これは、大人の社会のなかでも、同じである。
下位になるといじめられ、就職も昇進もうだつのあがらないまま、一生を終えることになる。

女性として、妻として、母親として、どのように男性を支えるか。
男性にとって、価値ある女性、本当の女性らしい女性、頭のいい、気配りの効く女性とは、男性が今まさに、この階級闘争の上位に登ろうとしているときに、働きのある女性、ということになる。

今回の放送「真田丸」では、対比される女性像として、「梅」と「きり」の二人の女性像が描かれた。

梅は、地味ではあるが、謙虚で慎ましく、常に、男性を立てて、下に下にとなる女性である。
特に思春期の男の子は、自尊心が高いので、こうして、「下に」なってくれる女性に心惹かれがちである。

しかし、「きり」は、小生意気でおてんばで、いつもケンカをする、ケンカ友達になるようなタイプである。
この「きり」が、実は、「本妻タイプ」と言われるキャラクターである。

夫と、対等の立場に立つのが、妻である。
女性として、下に下にと支えるタイプは、結局は側室にしかなれない。
結局は、ばかにされたり、大切にされなかったりするのである。

「きり」は、いざというとき、つまり、武士として、その場に居合わせなければならないときに、さっと行動して、信繁の手をひっぱって、宣言の場に立ち会わせる。
もし、「きり」の働きがなければ、信繁は、男として、男社会のなかで、「ここぞ」という大切な場面に立ち会うことができなくて、メンツをつぶしていたことになる。

「きり」は、男性社会の仕組み、しきたり、そして、どんなときにどんな対応をしなければならないか、よくわかっているのである。

服装の注意、「あなたの性格上の弱いところはここ」というところをよくわかっているのである。
また、「こういうときにこう言ってほしいんでしょ」ということもわかっていて、一番プライドを傷つけない方法で、言うのである。
つまり、ずけずけ言うのである。
あっけらかんと、明るく言うのである。

男性は、こうした「きり」のような、本当に男性社会のなかで、上へ上へと登っていくときに、役に立つことができる女性を、正妻にしたい、と強く望むのである。
本当に選ばれる女性が、「きり」のような、小生意気な女なのである。

☆追記
兄・信幸の妻「こう」の働きも、秀逸であった。
「こう」は、夫の信幸にただ「祝言の間、弟・信繁を広間から出さないように、ずっと見ていなさい」と言われる。
「こう」は、義父・昌幸が暗殺に狙われていることや、夫が大きな策略を立てていること、生きるか死ぬかの勝負に出ていることなどは、詳しく知りたがったわけではない。
ただ、夫の言う通りにしただけである。
それでも、夫の「必死さ」「真剣勝負のとき」ということはよくわかったのだろう。
あるいは、武士の妻として、教育を受けていたのだろうか。
弟・信繁が広間から出ようとしたときに、病身ながら、踊りを踊り始めて、必死で夫の言いつけを果たそうとしたところは、とても立派だった。

女性の「働き」というのは、こういうときに、力を発揮する。
女性も、男性社会のひとりの重要な戦力であり、妻として、ときに夫の言いつけ通りに、働きをする、ということは、とても重要であると、私は思う。

☆追記

思春期の男の子を育てるときに、「どんな母親であるか」は、男の子の株を左右する事柄である。
年頃の男の子に手作りのお弁当を持たせて、その包みが「ピカチュウ」であったりしたら、絶対にいけない。
男性社会のなかで、下の下になってしまう。
せめて、おこずかいを一日千円、使い道は何も言わずに渡してあげよう。


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