NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第5回「志の果て」感想。

毎年、年の初めの楽しみといえば、NHK大河ドラマである。
今年はいったい、どんなふうに一年を楽しませてくれるのか、始まりはドキドキする。
今年の大河ドラマは、明治維新が歴史の舞台である。
日本の歴史を描いてくれる大河ドラマなので、どの時代が舞台となるかは、重要である。
ある人は、戦国時代が好きで、得意だというだろう。
私は、明治維新の時代が好きで、ずいぶん得意になってきた。

しかし、今回のドラマ「花燃ゆ」は、ちょっとわかりずらいところがある。
第5週まで観て、ようやく状況がわかってきたしだいである。

物語の時代背景は、江戸時代の終わりごろで、ペリーの黒船が来航する少し前から描かれる。
物語の主軸となっているのは、吉田松陰とその親友である、小田村伊之助である。
そこに、ヒロインの文(ふみ)が関わってくる。
文は、吉田松陰の実の妹であり、のちに、小田村伊之助の再婚相手となる女性である。

吉田松陰と小田村伊之助は、固い友情で結ばれていて、そこに、幕末男子たちが、また固い友情で結ばれていく。
その地理的舞台が、山口県萩の、松下村塾である。

第5週のこれまでの展開だと、吉田松陰は、ペリーの黒船に乗り込んでアメリカに渡ろうとして、失敗して、牢獄に捕らえられている状況である。
これから、牢から出て、松下村塾を開く、というところである。
塾が開かれてどんなふうに吉田松陰が、塾生を集め、教えていくのか、ともに学び、日本の未来を語っていくのか、とても楽しみである。

ところで、今のドラマの状況であるが、ほぼ、吉田松陰の実家の人間関係しか描かれていない。
登場人物のほとんどが、松陰の実家の人々である。
ところが、この人たちの「名前」が、それぞれにちがうので、わかりずらいようだ。

もともと、吉田松陰の生まれた家の苗字は「杉」というようだ。
それで、長男の杉梅太郎がいて、そのお嫁さんの亀がいる。
吉田松陰は、元の名前は、寅次郎で、今の状況ではドラマのなかで、「寅」「寅次郎」「寅兄さん」と呼ばれている。
これでは、誰が松陰なのか、わからない。
そして、両親は杉百合の助、杉滝、である。
このあたりの人名と人間関係は、公式ホームページをあてにするしかないかもしれない。
次男が寅次郎で、この寅次郎が幼いときからとても才能があったので、叔父のところに養子に入る。
それでひとりだけ「吉田」と苗字がちがうわけである。

杉文の姉は、杉寿(ひさ)であるが、この姉は、吉田松陰の口添えで、小田村伊之助の初代の妻になる。
のちに、再婚して、妹の文が、伊之助の妻になるので、このあたりもややこやしいのだが、すでに第一回の放送で、文と伊之助の、運命の出会いがあった。
いずれ一緒になるべき夫婦である、という段取りである。
そして、初代妻の寿(ひさ)が、非常に気の強い、あまりよい気立てではない奥さんなので、のちのちの、文と伊之助の運命の恋が、濃く印象付けられる気がする。

それも、松下村塾、幕末明治維新、という若者たちが集まったある場所での、人間関係でありそれこそドラマであるので、とても、いいかんじのするものである。

若者の友情と、将来の夢と希望、こうしたものが、「花燃ゆ」のテーマであるように思われる。
このテーマは、主題歌にも表現されている。
私は、この主題歌が大好きになった。

♪ 愚かなる吾れのことをも 友とめづ人は わがとも友と
吾れをも 友とめづ人は わがとも友と めでよ人々
吾れをも 友とめづ人は わがとも友と めでよ人々 燃ゆ ♪

この歌曲は、吉田松陰の和歌から作成したものだそうである。
もとの和歌は、
愚かなる吾れをも友とめづ人はわがとも友とめでよ人々
である。
公式ホームページより、である。

これからも、今年一年、この「わがともどもと~♪」を口づさみながら、ドラマを楽しんでいきたいと、期待している。
 

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