2024年3月9日土曜日

🇺🇸バイデン大統領の一般教書演説 メディケア

 

メディケアでさらに薬価を引き下げる

我々の活動の恩恵をあなた方にかならず感じてもらうためにも、まだやることが残されている。米国民は処方薬を買う際にどこの誰よりも多く支払っている。これは間違っている。私が終わらせる。

私が提案し署名した、共和党議員が一人も票を投じなかった法律で、ビッグファーマ(製薬会社)に打ち勝った。月400ドルもするインスリンを、糖尿病の高齢者は月35ドルで購入することができる。私はインスリンを必要とするすべての米国民のために、月35ドルの価格上限を設けたい。

何年にもわたりこう話す人はいた。しかし、私はついにこれを実現し、退役軍人省のようにメディケア(高齢者向け公的医療保険)を通じて薬価引き下げの交渉を直接できるようにした。

これはただ高齢者の支出を抑えるわけではない。メディケアによって製薬会社に途方もない支払いをする必要がなくなり、財政赤字を1600億ドル削ることで納税者のお金を節約できる。

今年、メディケアは心臓病から関節炎の治療で用いられる、あらゆる医薬品のなかでも最も高い値段の処方薬の価格引き下げを交渉する。今後10年間でさらなる交渉を可能とする力をメディケアに与えるときは今だ。

多くの命を救うだけでなく、2000億ドルの税金を節約できる。来年からは同じ法律により、抗がん剤のように年間1万ドル、1万2000ドル、1万5000ドルにものぼる値段の高い処方薬を服用していても、メディケアに加入した高齢者の医療負担の上限が年間2000ドルとなる。

私は年間2000ドルの上限をすべての人に提供したい。皆さん、医療保険制度改革法(オバマケア)は大変重要だ。これのおかげで1億人以上の人々が持病を理由に医療保険の加入を断られることがなくなった。


しかし、私の前任者、そしてこの議場にいる多くの人々は医療保険制度改革法を廃止しようとしている。私はそれを阻止する。これまで50回以上も阻止してきたし、また止めるだろう。

さらに、私はこれを保護し拡充する。私は1人につき、年間800ドルの税額控除を導入し、数百万に及ぶ働く家庭の医療保険負担を下げた。税額控除は来年失効するが、私はこれを永続的にしたい。

女性は人口の半分を占めるものの、女性の健康に関する研究は常に資金不足だった。そこで、我々は史上初となるホワイトハウス主導の女性の健康研究イニシアチブを開始し、ファーストレディーとして素晴らしい活躍を見せるジルがこれを先導する。

女性の健康の研究に120億ドルを投じ、数百万人の米国民の生活を向上させる私の計画を通してほしい。