「捨て・捨て」ブームに思う・その2・建設 2011年6月13日


「捨て・捨て」ブームに思う・その2・建設



前回、「捨てる」という行為を中心に書いた。次の段階を考えたい。



私自身は、家や部屋から不要物を排出した際に、

それらをどういった方法で処分するか、という点については、

ここでは論じていない。

その点をご了承いただきたいと思う。

その問題については、また別の機会に言及したい。



「捨てる」という行為には、目的がある。

家、部屋というのはもともと、住人が、

衣食住の生活を行う基盤の場所である。

その場所を整え直すために、

まず、「捨てる」という行為を行う。

それは、ひとつの「リセット」と呼べるかもしれない。



人間は生きていると、定期的に、「節目」に遭遇する。

それは、小さな子どもにとっては、

「幼稚園の入園」かもしれない。

乳幼児期に必要だった哺乳瓶とベビーベッドは手放して、

幼稚園バッグと、新しい靴を用意する。



彼らの居心地のよい部屋には、

幼稚園バッグと、新しい靴とが並べてあるにちがいない。

居心地のよくない園児の部屋にはまだ、哺乳瓶がころがっているかもしれない…。



「捨てる」という行為のあとには、

大切なもの、「今の自分に必要な暮らしの品々」を集めて、

使いやすく並べて、部屋を作り直すという、「建設」の行為が行われる。



scrap & build 、わたしの好きな言葉である。

いつも「今の自分」の居心地のいい、家づくり、部屋づくりを心掛けたい。

人生の節目には、部屋を建設することが、必要である。