「捨て・捨て」ブームに思う。その1  2011年6月11日


「捨て・捨て」ブームに思う。



物を捨てることが、ひとつのブームになっている。これについて考えたい。



物を捨てるための、手法やアドバイスを書いた本が、

何種類も出されて、評判になっている。

実際に実行する人もたくさんいるようだ。



「片づける」

「収納する」

「整理する」

のではない。

「捨てる」のである。



それほど、現代の日本人は、物にあふれているのか。

物が多すぎて困っているのか。

きっと本当に困っているのだ。

そして、何をどう捨てればいいかわからない。

判断に困っている。



考えてみれば、わたしたちの親の世代、

そのまた親の世代は、

戦後の高度成長期を生きてきた。



物がたくさん発明され、作られ、売られ、買われてきた時代である。

歴史を振り返ってみて、これほど短期間に、

次々に新しいものが発売された時期もないのではないかと思える。



飽食の時代になり、栄養価という価値が模索され始めた。

「モノ」に関しても、ようやく飽和状態になり、

持つ「モノ」に関してその質や感情の価値を、

模索されるようになったように思う。



「捨てる」ことは、

なにか大切なものを選んで「残す」ことでもある。



さあ、あなたは何を手の中に残しますか?

それぞれが、問いかけられている時代なのかもしれない。