2014年6月8日日曜日

憲法改正までの道のり。


憲法改正への議論が、高まっている。
もはや、解釈の変更だけでは、社会の変化と国民のニーズには、対応しきれない、というところだろうか。
私も、憲法改正には、とても期待している。

とはいっても、日本国の根本となる憲法なので、熟慮の末の結論であるべきだろう。
また、国民総意の結論として、憲法の改正があることが、望ましいだろう。
それは、国民投票によって決定されるのが、一番望ましいということだろう。
もともと、憲法の改正には、国民投票による、と決められているところであるし、こうしたきちんとした手続きにのっとって、手順通りに決められたなら、その結果に対して、誰も文句のひとつも言う権利がない、というわけである。
国民世論を二分する論であるだけに、ここは、しっかりと民主的に、投票によって決定を行いたいものだ。

それにしても、である。
私も生まれてこのかた、国民投票というのを、体験したことがない。
それなので、どういうものなのか、よくわからない点がいくつもある。
たとえば、まず「国民投票をいたしましょう」ということは、国会で決めるということはわかったが、その後、衆議院選挙のように、「40日以内に」というような日程の取り決めはあるのだろうか。
選挙管理委員会は、国政選挙と同じ仕組みで作られるのだろうか。
街角にポスターが貼られるのだろうか。
街頭演説がなされるのだろうか。
街頭演説がなされるとしたら、それは、政党が行うのだろうか。
「候補者」は、いない…?

インターネットで選挙運動をしてもいいのだろうか。

また、投票用紙は、○×式となるのだろうか。
もしかしたら、最高裁判所の投票用紙のように、いくつか候補が並んでいて、そこに○をつけたり、×をつけたりするのかもしれない。

となると、憲法の改正案が、選択肢として5つくらいは並んで、そのうちのひとつを選んで、○をつけることになるのだろうか。

それとも、改正案はひとつで、賛成か反対か、それだけを記入することになるのだろうか。
それとも、賛成の人だけ投票に行って、反対の人は投票に行かなければ×ということになるのだろうか…?

具体的なところがまったくわからない状況である。
やはり日曜日に行われるとは思うのだが…。

これから、6月の国会会期末までに、国会で提案されたら、7月、8月で選挙運動をして、9月の風が爽やかになってきたころに、皆で国の将来を、決めていきたいものだ。
秋には、新しい日本の国で、出発したいものだ。