2014年3月19日水曜日

クリミア半島のロシア編入について。

ロシア、クリミア半島で、緊張した状態が続いている。
クリミアではすでに、ロシアに編入を希望する住民投票が行われており、これに反対しているのは、欧米諸国である。
クリミアは、歴史をさかのぼっても、地理的な位置関係から、ヨーロッパとロシアの国境にあり、さまざまな利害関係もある場所である。
しかし、ウクライナの状況がうまく行っていないことを考えても、今のクリミアが、大きな力を持つ、ロシアに、編入を申し入れても、不自然なことは何もない、と思う。

アジアで考えてみると、韓国と北朝鮮が、歴史的に見て、「韓」と総称されるような、ひとつの国であったことを考えると、韓国と北朝鮮の人々が、統一を心底願っているのは、よくわかることだ。
それと同じように、クリミアでも、この地域一帯の安全と、平和の保証を、願っているのだと考えることができる。

ヨーロッパやアメリカとしては、ロシアの勢力が強まるとか、ロシアが領土を拡大しようとしている、と捉えて、東西冷戦の時代を思い出して、不服なのかもしれないが、まず第一に、クリミア半島に暮らす人々の、心情を思ってほしい、と思う。
そして、平和の方向へ、平和の方向へと、考えて進めて行ってほしい問題だと思う。