2015年9月15日火曜日

安保法案・採決までの日程。

安保法案・採決までの日程。
2015年。
9月もなかばとなった。
すでに秋の風である。
実りの秋である。
日本では、今、大きな法案が、実りの秋を迎えようとしている。
安全保障法案である。
採決までの日程が、大詰めである。
きょう、15日は、中央公聴会が行われる。
明日16日、水曜日は、地方公聴会である。
たくさんの人に意見を求め、たくさんの人に、法案を説明するのは、とてもよいことだと思う。
とても民主的に、手続きを踏んでいると思う。
そして、あさって17日、木曜日に、まずは特別委員会で、採決が行われる。
これはおそらくは午前中のことだろう。
そのあと、午後に、参議院本会議で採決が行われる。
野党は、この採決を阻止すべく、全力の政治的行動に出る予定であるから、本会議は時間がかかりそうである。
安全保障法案は、これまでいろいろな国会があったけれども、国民の賛否が大きくふたつに分かれることに特徴がある。
私もいろいろな審議や、国会の状況を見てきたけれども、こんなにも「最後の最後までわからない」法案は、初めて、という気がする。
もしも、参議院で採決できなければ、18日、金曜日までに採決するために、60日ルールを使って、衆議院で採決するように、万全の態勢であるという。
衆議院議員に禁足令が出ているそうだ。
参議院で採決できない場合、すぐにでも、つまり17日でも18日でも、衆議院での採決に踏み切る、ということだろう。
本当にすごい国会となった。
ニュースでは「大荒れが予想されています」と、台風ばりの報道である。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」というが、もしも、安保法案に反対である議員がいたとして、それまでの審議では反対を表明してはいなかったのだが、採決のときだけ、反対票を入れたらどうなるのだろう?
これを、ひとりの議員でするなら、政治的にとても、あとあとまずいことになる。
でも、「みんなですれば怖くない」と思う議員がいたら、どうしよう?と思う。
私はもちろん、安全保障法案に「賛成」である。
だからこそ、心配しているのだが、最後の最後に、自民党も公明党も、議員が全員で、「反対」となったら、反対票を入れたら、どうなるのだろう?
賛成票を入れるのが、総理大臣一票だけ、となったら、どうなるのだろう?
(しかし、そういうことになったら、安全保障法案は廃案となり、総理大臣は責任をとって辞任し、国会は解散、衆議院解散総選挙ということになる。
総選挙、総裁選の準備はすでにできている。)

私はとても心配性なので、こういうことを考えるのかもしれない。
テレビ中継も、インターネット中継もされているときに、そんなにみんなでそっぽを向いたりしたら、大変なことになる。
世界中に報道されることに、なるかもしれない。
実りの秋が、台風と火山の噴火で、本当に悲しい状況になっている。
安全保障法案という実りが、議員の大量造反という台風で、押し流されてしまわないように、心から祈りつつ、今週の日程を、見守っている。