広島平和祈念日・リオオリンピック開会式。
きょう、2016年8月6日も、とても暑い夏の日となった。
私は、朝から、リオオリンピックの開会式を見た。
ちょうど地球の裏側にあたる、ブラジルでのオリンピックである。
広島で、原爆投下の時間にあたる、午前8時15分には、リオで、日系移民の紹介が行われ、日の丸の赤い着物に、赤い旗で、平和の祈念が行われていた。
オリンピックの開会式は、プログラムのなかで、一番大好きである。
2時間もある選手の入場行進も、最新のファッションもあり、民族衣装もあるその選手たちの表情も、みんな観ていた。
そして、地球はひとつであることを、胸の底まで熱く熱く感じていた。
私がとても印象に残ったのは、やはり、ブラジル・リオからのメッセージで、地球の緑のことである。
小さな種が、ブラジル、アマゾンのレインフォレストになり、地球上の大半の酸素を補給している。
そうしたことを大事にしてほしい、というブラジルからのメッセージが伝わってきた。
そして、組織委員長の挨拶では、「私たちは決してあきらめない」「私たちはリオを誇りに思う」という言葉が、とても印象的だった。
世界には紛争が相次いで起こっていて、ブラジルも、その例外ではない。
そういうときに、平和のメッセージを作り出すことの困難さを感じたし、そこであきらめない、仲間がいること、をとても感じた。
とても長い入場行進と、終わりのないカーニバルのあとに、楽しみな聖火が登場して、どんなふうに今回は、聖火がともされるのかな、と期待していたら、本当に、期待通りで、なんだか感動で胸が熱くなって、涙がちょっとだけ出た。
きらきら輝く聖火、と太陽。
この聖火が、17日間、ずっと私たちを見守ってくれる。
地球はひとつ。
自信と誇りをもって、平和のメッセージとともに、きょうも一日一日を、生きていきたい、と思った。