2023年3月29日水曜日

「えこひいき」という言い方について。

 このごろ、

「なぜえこひいきするのです?」と、聞かれることがあります。

私自身は、「えこひいき」をした気持ちはないのですが、

一般的に、学校の生徒が、「えこひいき」を感じる場合について、

考えを書いてみます。


ひとつは、クラスのなかで、今、「伸び盛り」の生徒がいること。

この生徒に声をかけて、もっと伸びるように、

良くない方向へ伸びないように、気にかけてあげることが、必要なのだと思います。


もうひとつは、問題を抱えている生徒がいること。

これは、「悪い問題」に限らないのですが、

「何か悩んでいるな」と、その生徒から感じ取ったら、

「どうしたの?」「何かあったの?」と声をかけることが、必要かな、と思います。


伸び盛りの生徒に「だけ」声をかけると、他の生徒が伸びないのではないか、

という考えもあります。

しかし、ひとりを伸ばしてあげると、他の生徒も、一緒に伸びるものです。


また、良い意味でのライバル意識は、互いに成長する、という相乗効果を生むことがあります。


「声をかけやすい生徒に声をかける」ということもあるかもしれないです。

その生徒のひとりひとりの個性を考えて、

「このひとりに声をかける」ということが、あります。


「えこひいき」と感じるのは、個人の主観の問題かもしれないです。

もっと声をかけてほしい、その気持ちに、教員も、大人も、寄り添っていくべきかもしれないです。