光源氏は 出世する。
クライマックスでは、兄と弟で、平安時代の権力を握って、
華々しい。
印象に残るシーン
雨の日の話
雨の日に、男の子たちが集まって、
「どんな女の子が好みか」という話をする。
やはり、髪の毛を耳にかけた女の子は、
どうもよくない、という話をするので、
平安時代も、女の子には、髪を耳にかけてほしくないんだな、と思って、
面白い。
源氏物語が、長く連載された理由に関して、考えてみる。
いろいろなタイプの女性が登場して、
その容貌から性格から、描いている。
そして、一話完結なっている。
それで、長編小説して、成り立っている。
当時のたくさんの女性が、書写して、読んで、保存した。
人気のある、魅力的な物語だった。
当時は、コピーも印刷もない。
ほんとうにとても、魅力のある小説だったのだろうと思う。
彰子のサロンで、評価が高かったのだろう。
定子のサロンでは、少納言が「枕草子」を書いていた。
中宮、朝廷の皇后のところに集まるサロン。
文学サロン。
男性も出入りた。
光源氏の出世物語。
さまざまな女性たちとの交流が描かれているが、
その間に、光源氏は、どんどん成長して、
出世している。
光源氏の仕事は、もともと帝の二番目の息子で、
側室の子。
帝に仕えている。
毎朝、出仕しているが、
ときどき、朝、眠くて出仕するが面倒だ、というようなシーンもある。
仕事で失敗したり、陰謀に巻き込まれたりして、
京都の街から、遠くの海の街に、とばされて、
何年か不遇のときを過ごすこともある。
その海沿いの街でも、
女の人
恋愛関係になり、その女性に養ってもらう。
光源氏は、結婚するたびに、
通い婚。
その相手の女性の身分や
その女性の父親の身分と地位が高いので、
ほぼ政略結婚ということで、
女の人と関係を持つたびに
出世する。
友情も描かれている。
頭中将とは、幼なじみで、
一緒に成長して、
一緒に出世していく。
お互いが、それぞれ結婚したあかつきには、
自分たちの娘と息子を、結婚させようと約束していて、
結婚させて、そこでも、強力な権力を作る。