2013年6月29日土曜日

皇太子妃雅子さまのこと。

皇太子妃雅子さまのことで、以前からあれこれ、思うことがある。
問題が皇室のことなので、とても慎重な物言いが求められるし、皇室内部の事情も知らない人間が、あれこれ言うことではないのかもしれない。
それでも、このところのいきさつや、今後の状況を考えると、多少は意見を表明してもよいのだろう、と思う。

皇太子妃雅子さまのご病気は、いわゆる「うつ病」と呼ばれるものだと思われる。
以前は「適応障害」という発表もあったが、総称して「うつ病」である。

雅子さまの治療には、日本の医学のトップがあたっているはずである。
日本の国としても、とても重要な立場であるかたなので、日本の精神医学界が、総力を結集して、治療にあたっているはずである。

ところが、療養に入ってから10年たっても、回復されない。

これを世界の目から見ると、日本の精神医学のレベルが「この程度」と見なされているということだそうである。
日本の皇室の重要人物の病状なので、世界中の人々が知っている。
日本の精神医学のレベルは、この程度なのである。

現在、日本では、うつ病の患者がとても増えている。
そして、病気に伴う自殺者もとても増えている。
うつ病の患者が病院へ行って治療を受けても、治るわけがない、という理由がよくわかる。
それは、雅子さまの治療経過を見てわかるとおり、今の日本の医学レベルでは、治せないのである。

医師団としては、自身の名誉にかけて、たとえどんなに時間がかかっても、絶対に治す、と意気込みも固いところだろうが、10年かかってもこのとおりである。
医師団の名誉のために治すのだとすると、真心の治療もできないだろうし、雅子さま本人にとっては、とてもかわいそうなことである。

療養に入られた10年前と現在とでは、ご年齢も、とりまく状況も、変化してきている。
愛子さまも悠仁さまも、ご成長されているし、天皇陛下はご年齢であるし、美智子皇后も体調不全である。

俗世間では、週刊誌の話題となり、次に帝位を継ぐのは、秋篠宮家ではないか、とか、悠仁さまではないか、とか言われている。
これは、単なる興味ではなく、私たち日本人にとって、大切な問題だからである。

雅子さまが新たな次なる挑戦を発表されるたびに、「またがっかりさせられるのでは」とはらはらする。
もう思い切って、ご静養を決心されて、今後の帝位に関しても、早くに決定してはどうだろうか。
医師団のほうでは、実際には治しようがないことがわかっていても、何かしなければならない状況なので、宮内庁の決定を待っている状況ではないだろうか。

あるいは、この状況を見て、日本の精神医学界に、たくさんの力を結集することも必要措置として、決断してはどうだろうか。
また素人目に見ても、天皇家というところが、環境として問題がありそうである。
これを、雅子さまのご病状がよくなるまで、改善してあげてはどうだろうか。

日本の精神医学のレベルの向上が、何よりも必要であると、私は思う。